まもなく日本に上陸すると言われているグーグルの携帯電話向けプラットフォーム「アンドロイド」。グーグルがアンドロイドを開発するために組織した団体「OHA(オープンヘッドセットアライアンス)」には、設立当初からNTTドコモとKDDIが参加。その後、ソフトバンクモバイルも名を連ねるようになった。つまり、日本ではどのキャリアからも“アンドロイドケータイ”が登場する可能性が十分にある。

 では、なぜ日本のキャリアがアンドロイドケータイに興味を示すのか。

“アンドロイドケータイ”に最も近いのはドコモ?

 アンドロイドケータイを投入するキャリアとして、最も“本命”と目されているのがNTTドコモだ。すでに米T-Mobileが販売している「G1」、まもなくボーダフォンが発売予定の「HTC Magic」は、いずれも台湾・HTC製。OHAに加盟し、HTCともスマートフォンで付き合いのあるNTTドコモが、最も製品化が早いという予測が成り立つ。

 それらに加えて、NTTドコモは世界の様々なプラットフォームを積極的に取り入れるメーカーでもある。

 国内メーカーでは、パナソニックとNECがLinuxをベースとした「LiMO」を採用。シャープ、富士通などはシンビアンを使っている。さらにスマートフォンとして、HTCが採用するWindows Mobile、最近、発売が再開されたカナダのリサーチ・イン・モーション社「BlackBerry」といった具合だ。ざっと数えただけでも4つのプラットフォームが存在する。

 NTTドコモとしては、5400万を超えるユーザーに向けて幅広い製品をそろえようとする傾向がある。そのため、数多くのプラットフォームが必要になるわけだ。

2008年1月、グーグルとNTTドコモとの提携会見。ドコモもグーグルの検索エンジンなどを本格的に導入した。今後はプラットフォームの採用も進んでくる(画像クリックで拡大)