「LUMIX DMC-GH1」は、ムービー対応で大きく注目されているパナソニックのハイビジョン対応デジカメ第2弾。マイクロフォーサーズ規格に準拠したデジタル一眼レフだ。小型のムービー対応モデル「DMCーTZ7」に続いて発表された本機は、さらに野心的な“ムービー一眼”に仕上がっている。従来機「DMC-G1」の上位モデルという位置付けで、ハイビジョンAVCHDムービー撮影に対応した点が大きな特徴だ。

 キヤノンの一眼デジカメ「EOS Kiss X3」がハイビジョン撮影に対応し、ソニーの高倍率ズーム機「DSC-HX1」もハイビジョンをサポートするなど、デジカメのムービー競争は早くも加熱気味だ。そうしたトレンドの先頭に立って動画革命を推し進める LUMIX「ムービー一眼」をチェックしてみよう。

本機の発表会では、新CMに起用された「女流一眼隊」も登場。隊長である女優の樋口可南子さんは「CMの沖縄ロケで実際に撮ってみたら、写真とムービーの切り替えがワンタッチですごく簡単。コンパクトで手になじむ感じが良かった。新しくムービーが加わることで、カメラの楽しみがさらに増えた感じがする」と語った(画像クリックで拡大)

フルHD動画撮影機能を搭載しながら従来機と同等のコンパクトさを実現

パナソニックが2009年4月24日に発売する一眼レフデジタルカメラ「DMC-GH1」(画像クリックで拡大)

サイズは従来機「DMC-G1」とほぼ同じで、本体重量も同じ。ミラーレス構造の小型ボディーを採用しており、背面には3.0型の46万画素バリアングル液晶モニターを搭載する(画像クリックで拡大)

 DMC-GH1の第一印象は「今まで通り、かなりコンパクト」といったところだ。ハイビジョンムービー対応などの機能アップが図られているにもかかわらず、高さが約6mm程度アップした程度で、ほかの本体サイズは従来機DMC-G1と同じ。本体重量もDMC-G1と同じだ。

 目新しいのは、背面グリップ部に動画撮影ボタンが付き、上面にステレオマイクが搭載された程度で、そのほかの構成はDMC-G1を継承している。ミラーレス構造の小型ボディーは、大人の男性の手に隠れてしまうほど小型で、女性にも扱いやすい「女流一眼」サイズを継承している。

背面グリップ部に動画撮影ボタンが付き、上面にはステレオマイクが搭載された(画像クリックで拡大)

 オリンパスの「E-620」などノーマルタイプの一眼機にも小型モデルが登場しているので、もはや“超小型”とは言えないかもしれない。だがハイビジョンムービー対応であることを考えると、十分にコンパクトと言えるだろう。付属レンズはややずっしりと手応えがあるが、35mm換算で14~140mm(10倍ズーム)と高倍率なので納得できる重量だ。

 カラーリングはコンフォートレッド、コンフォートゴールド、コンフォートブラックの3色が用意されている。特にゴールドは派手で、今までの一眼レフにはないライトな印象。地味好みの筆者にはブラックしか選択肢がないので、できればダークブルーなども欲しい気になるが、女性層にアピールするファンシーなカラーリングといったところだ。マットな質感のボディーは際立って高級とは言えないが、家電的なフレンドリーさがコンパクトな本機に似合っているように思える。

カラーリングはコンフォートレッド、コンフォートゴールド、コンフォートブラックの3色が用意されている(画像クリックで拡大)