ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回はソニーの高級フォトフレームを試用した。3万円もあれば20型以上のモニターが買える今、2万~3万円のフォトフレームを買う価値があるのか。果たして戸田氏が出した結論は?

 最近、大手家電量販店に出かけると、デジカメ売り場の一角にフォトフレームコーナーを設けていたりする。デジタル写真立て市場が静かに盛り上がっているのだ。

 映画などを観ればわかるように、欧米ではリビングなどに写真を飾るのが当たり前だ。ところが日本では、あそこまで写真を飾る習慣はない。だから、僕自身あまり写真立てには関心がなかった。

 とはいえ、デジカメが普及してずいぶん経つので、誰にでもベストショットが何枚かはあるはずだ。インクジェットプリンターで印刷して壁に張るのも面倒なので、最近やたらに目に付くフォトフレームが、ちょっぴり気になっているのだ。

DPF-V900は、非常に美しく写真を表示する。借りたのは白フチのモデルだ。今回、すべての写真をやや斜めから撮影しているのは、光沢タイプの液晶にどうしてもカメラが写り込んでしまうからだ(画像クリックで拡大)

 ということで、今回はせっかくだから高級フォトフレーム「DPF-V900」(ソニー)を借りてみた。

 中堅クラスのフォトフレームは7型のモデルが多いのだが、この製品は、9型と一回りサイズが大きい。本体サイズは約245×162×38.5ミリとB5用紙よりちょっと小さい程度で、液晶の有効表示サイズは約18.7×11.2ミリ。ハガキより二回りほど大きい。

 さすがに高級モデルだけあって、製品の質感はなかなかよく、本体の周囲をメタリックなフチが取り囲んでいる。

背面のメモリーカードスロット。ここに写真を入れるだけでスライドショー表示ができる(画像クリックで拡大)

背面の逆側にはUSBポート等が用意されている(画像クリックで拡大)