ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回はアップルの新しいiMacを試用した。24型ワイドの大画面に15万8800円という価格、テレビ以外のAV機能には大満足という戸田氏。その実力をどう評価した?

 新しいiMacが発表された。今回は20型ワイドが1機種と、24型ワイドが3機種の全4モデルだ。24型ワイドが3モデルとなり、いわば標準化していることに注目したい。アップルとしては、デスクトップのメーンストリームは24型ワイドだと断言したいのだろう。

 今回は、その中で最も売れセンになると思われる24型ワイドの最廉価モデル「24インチ:2.66GHz(MB418J/A)」を借用してみた。

 今回は、24型ワイドモデルが大幅に値下がりしてマイナーチェンジした。もちろん、1920×1200ドットの高解像度ディスプレイを搭載している。このクラスになれば一般的なノートパソコンに比べても相当に解像度が高く、広いエリアで快適に作業できる。個人的には、初代iMacの20型ワイドモデルを愛用しているのだが、最近はちょっと画面が狭く感じるようになってきた。1680×1050ドットの解像度で狭いというのもぜいたくな話だが、隣で24型ワイドのWindowsマシンを使っているのでつい比較してしまうのだ。

 24型ワイドの高解像度モデルなら、A3判がほぼ実寸で表示できる。画面の広さと文字サイズのバランスも良く末永く満足して使えるだろう。

 当然ながら、サイズが大きい代わりに置き場所を取る。だが、幅56.9センチ×厚さ20.7センチなので、机の上を整理すれば問題なく設置できる。

 同じ24型ワイドのスリムなVAIOとサイズを比較してみると興味深い。iMacのほうが横幅が8センチ以上短く、机の上では圧倒的に場所を取らないのだ。ただし、液晶の位置が高いので、いすの高さを上手に調節しないと画面を見上げることになりそうだ。言うまでもないが、パソコンを使う姿勢として「見上げ」は最悪だ。

24型ワイドの最廉価モデルは、アップルストアで15万8800円。安売り店では15万円を切りそうな勢いだ(画像クリックで拡大)

○iMac 56.9×52×20.7

○VAIO type L 65.72×46.7×17.5センチ

 気になる画質だが、若干青っぽい印象を受けたが美しさは十分だ。高級タイプのディスプレイと比べると明らかに劣っているが、価格を考えれば十分に満足できる。画面は光沢タイプなので、DTPなどに使いたいユーザーは映り込みが気になるだろう。とはいえ、このモデルはあくまでも15万円のエントリー機だ。DVDビデオを楽しんだり、デジカメ写真を美しく表示したいなら光沢タイプの方がきれいに感じるだろう。

MacBookと比べると画面の大きさがよくわかる。奥行きが少ないので、実は机の上でさほど邪魔にならない(画像クリックで拡大)

24型で1920×1200ドットの液晶は文字が小さすぎずに作業性がバツグンだ。複数のアプリを並行で利用してもストレスゼロだ(画像クリックで拡大)