ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田 覚氏による連載。今回はソニーのGPSユニットキット「GPS-CS1KSP」をレビューする。写真にどこで撮影したかの位置情報が付けられれば、効率的に管理できるという戸田氏。カメラの機種に関係なく利用できるこのアイテム使い勝手は?

 今回は、ソニーのGPSユニットキット「GPS-CS1KSP」をレビューする。しばらく前から、写真にGPSの位置情報を付加したくて良い方法を考えていたのだ。

 直接的な理由はMacの新しいソフト「iPhoto」でとても便利に使えそうだからだ。そもそも、取材で撮影する機会が多い僕としては、「場所」で写真を管理できれば、間違いなく効率的だ。

 すでに所有している機器では、iPhoneで撮影した写真に位置情報が付く。試しに地図上に写真を表示してみたが、写真整理が何とも快適だ。取材先のどこで撮影した写真なのか、記憶を頼りに考えなくても良いのがうれしい。

 これは余談だが、iPhoneのカメラ機能は、GPSやアプリケーションでの加工は楽しい。ただ接写ができないし、画素数も低くて画面のプレビューもグニャグニャ――とてもまともに使えない代物である。

 それはさておき、とりあえず体験して便利だったので、これからら撮影するすべての写真に位置情報を入れたいと考えたのだが、話は簡単ではない。

 使っているカメラが数種類あるからだ。一眼レフにはGPSユニットを外付けにすれば位置情報を追加できるが、それなりのコストがかかる。ちなみに、ニコンのGPSユニットは、実売で1万9800円もするのだ。当然、コンパクトデジカメには、そのユニットを付けられない。すでに気に入って使っているコンパクトデジカメをGPS内蔵タイプに買い換える予算も捻出できそうにない……。

 そんなことを考えて悩んでいる時に、スタッフからGPS-CS1KSPの存在を教えられて購入した。優れているのは、カメラの機種に関係なく利用できることだ。

 GPS-CS1KSP単体でGPS情報を取り込んでおきパソコン上で写真ファイルとマッチングさせ、画像データに位置情報を付加する。

 リリースによれば、撮影した写真の時間をGPS情報とマッチングさせているという。当たり前だが、カメラの時計がずれていると、正しい位置が表示できない。カメラの時計は、しっかり合わせておくべきだろう。

GPS-CS1KSPは、1万4100円で購入。長さが87ミリあり、太さは約36ミリ、55グラム(電池含まず)。サイズで想像するより実物はでかい(画像クリックで拡大)

 今回は、本体を見ずに通販で購入したのだが、到着した本体は想像した以上のデカさだった。単3形電池を1本内蔵するとはいえ、利便性を考えるとちょっと大きすぎるのではないだろうか。小さな携帯電話のボディーにGPSがスマートに格納できることを考えると、やけに大きい。

 かばんに付けて負担になると言ったら大げさだが、コンパクトデジカメのストラップに付けると、でかすぎて無様だ。

電池は単三なので、充電池を使うのがやっぱりエコだろう(画像クリックで拡大)

グリーンのランプの点滅で位置情報の取得状況が把握できる(画像クリックで拡大)