布ならではの色柄あざやかな、生理用ナプキンのめくるめく世界……。下着デザイナーが2年をかけ、生理のたびに“体当たり”で開発した布ナプキンは、一体どんな構造なのか? 実際どうやって使うのか、装着法も拝見する。

 ※本編は「布ナプキン」の後編です。初めてご覧になる方は、月経のしくみや昔の月経処理法も解説した前編からお読みになることをお薦めします。

「紙ナプキンだとムレてかゆくなる」

 生理用ナプキンやおむつ類は、紙のほかポリエチレンなど石油系の化学物質から作られている。だから肌が敏感な人は肌トラブルを起こしやすい。前編にも登場したランジェリーデザイナー齋藤寿美子さんが布ナプキンを作り始めたのも、子どもの頃からアトピーがひどく、「紙だと、かゆい」のがきっかけだった。

ランジェリーデザイナー齋藤寿美子さん。自らデザイン製作する布ナプキンを、2007年11月よりネット通販「ランジェリーホリックス」で販売する(画像クリックで拡大)

 もともとは10数年前、“使い捨てない”エコ意識の強い人たちから始まったといわれる布ナプキン。やがてエコが普通に広まった今、一般女性が注目する“布の最大のメリット”は、「やはり肌にやさしいこと」と齋藤さんは話す。日経ビジネスオンラインの記事にあるように、有機・低農薬野菜と無添加食品の宅配サ-ビス会社が販売する布ナプキンも、「化学処理をしない無漂白・無蛍光の綿100%素材」をウリにしている。

 「紙ってムレやすいんですよね、湿気で。“紙”とはいえ経血をジェル状に固めている。それがいつまでも濡れた状態で肌にくっついてるから、ムレてかゆくなったり、肌が荒れたりすると思うんです。でも布ナプキンは綿ですから、ショーツと一緒ですよね。ショーツは一日中つけててかゆくならない。私は下着みたいなナプキンを作りたいんです」(齋藤さん)。