ニコンのヘッドホン型映像再生装置「メディアポート UP(ユー・ピー)」をトコトン楽しんでみようというこの企画、続いてはいよいよ“真打ち”の「ネットワーク機能」だ。
UPはIEEE802.11b/g対応の無線LAN機能が内蔵。映像コンテンツ配信サービス「UPLINK(ユー・ピー・リンク)」から映像をダウンロード購入(2009年6月末まですべて無料で提供)できるほか、ストリーミング視聴も可能となっている。ダウンロード購入はUP専用アプリケーションソフト「UPlink」とコンテンツのラインアップは同じだが、ストリーミング視聴は単体で利用できるサービスであり、最も特徴的な機能と言える。
ストリーミング視聴を試してみよう
接続の設定方法などはあとで紹介するとして、まずはストリーミング視聴機能を試してみることにしよう。
UPを起動してメニュー画面から「UP stream」を選択。公衆無線LANサービスに接続すると、ストリーミングのメニュー画面が表示される。コンテンツはスペースシャワー提供の「VMC 洋楽HITS」「VMC 邦楽HITS」、アルク提供の「英語ビジネスフレーズ20」、ブレイブ提供の「CDランキング&トピックス」などだ。ランキング情報などはリアルタイム性の高い視聴形態にマッチするよう、ストリーミングのみの提供となっている。
出先でストリーミング視聴するためには、「ホットスポット」や「BBモバイルポイント」などの公衆無線LANサービスに接続しなければならないため、そのアクセスポイント周辺でしか利用できないというデメリットはある。それでも、「かなり快適」と思える機能だと感じた。
その理由はやはり、「面倒が少ない」ということだろう。アプリケーションソフトを立ち上げ、新規コンテンツをダウンロードし、UPに転送して視聴──。これがダウンロード視聴の基本的な流れである。だが、USBケーブルで接続して転送するという時点で結構面倒に感じるユーザーも多いはずだ。そうでなければ、iPodなどのクレードルが売れるはずもない。
ユーザーは「単体で完結する」ということが好きなのである。携帯電話の音楽プレーヤー機能でも、「音楽CDをリッピングしてケータイに転送」という手段もあれば、「ケータイサイトから着うたフルを直接ダウンロード」という手段もある。パケット代がかかっても、ボタンをポチポチ押す手間がかかっても、「設定」とか「つなぐ」とかをいちいちしなくてもいい方が快適なのだ。
UP streamは一度設定を済ませてしまえば、あとはコンテンツを選択して視聴するだけだ。公衆無線LANサービスへの接続ネゴシエーションなどで少し待たされたりする場合もあるが、ほんの数分だけ空き時間があるような場合でも有効に活用できるのがうれしい。また、UPの限られた内蔵メモリーの容量を気にせずに視聴できるというのも大きなメリットだろう。











