「戸田覚の1万円研究所」では実売価格1万円以下の周辺機器やサプライ品などを自腹で購入し、独自の目線で検証していく。第77回は、デジタル版のトイカメラ。フィルム版はけっこう高くついたが、撮り直しの利くデジタルなら思う存分、撮影できる。

最大の特徴は“超手ぶれ機能”という遊び心いっぱいのトイカメラ。デジタルなので何度でも撮り直しが利くのがうれしい。有効画素数約500万画素、最大2592×1944ピクセルの静止画が撮影可能。カメラケースやストラップも付いてくる。製品情報はこちら
今回買ったもの
デジタルトイカメラ

「sensor 505-D」

(アグファ)

購入価格:1万500円


 今回購入したのは、アグファ(AGFA)のトイカメラだ。そもそもアグファは、写真好きの間では有名な由緒あるフィルムメーカーだった。ところが、倒産などの紆余曲折を経て、現在では同ブランドのトイカメラが何種類か発売されているようだ。

 僕が今回手に入れたのは「AGFA sensor 505-D」という製品。プロキッチンというショップで、キャンペーンとして1万円で販売されていた。税込みで1万円を超えてしまうが、そこは目をつぶってもらいたい。以前にも、当研究所でトイカメラを紹介したが、ちゃんと写らないのを楽しむ道具なのである。ただ、前回の経験でこの手の製品にフィルムは向かないと悟った。デジカメなら思った通り、もしくは妥協できる程度に撮れているかどうかが分かるが、フィルムではプリントを見るまで完成のイメージがつかめない。なので、納得した写真を撮るまでにコストがかかってしまう。

 今回もだいぶ撮影してみたのだが、自分で納得できる写真は、5枚に1枚程度だった。フィルムで撮影していたらかなりのコストになっていた。失敗を恐れずにシャッターが切れるデジタルこそ、トイカメラにふさわしい。

 さて、早速手元に届いたAG505-Gだが、写真で見るとなかなか質感が良さそうである。実物も見た目にはホドホドの高級感があるのだが、持ってみてガッカリした。とにかく軽いのだ。最近は、安価なコンパクトデジカメが1万円台後半から2万円程度で買える。そう考えると、1万円のトイカメラは安くはない。それだけに、もう少し高級感を醸し出してほしかった。とはいえ、赤をアクセントにしたデザインは悪くない。

AGFA sensor 505-Dは、ちょっと高級なトイカメラ。ただし、約94.5グラムと妙に軽い(画像クリックで拡大)

単4形電池2本で撮影できる。換えの電池を持参して楽しもう(画像クリックで拡大)

液晶は2.4型のTFTだ(画像クリックで拡大)

この赤くて大きなシャッターボタンがデザイン上のアイコンになっている(画像クリックで拡大)