劇場版『装甲騎兵ボトムズ ペルゼン・ファイルズ』がついに公開された。高橋監督はお客さんが入っているのか心配でたまらない様子。矢立さんやスタッフの言動が気になるようで…。

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 怒涛の一月も過ぎた。いやいや忙しかった
ぁ〜。1月16日の新宿ピカデリーでの前夜祭
に始まった映画公開行事も一段落だ。しかし
楽しかったなあ。色々の事があったが、前夜
祭に駆けつけてくれたTETSUさんのナイスミ
ドルぶりに改めて25年の歳月を感じたりもし
た。こうしてずらりと並んだ一同の写真を見
るとホント“幸せな作品”を実感する。
 電話があった。

「映画公開おめでとさん。今夜どうだ?」

 日が落ちるか落ちないかにいきなり来て近
くのなじみの居酒屋に引っ張りだすのがいつ
もの矢立流なのに、今夜は上井草を離れて都
心でどうだと言うのだった。

「都心かあ、面倒だが、焼き肉とか鰻じゃな
きゃあいいよ」

 俺は偉そうに注文を付けた。実は劇場挨拶
で駆けずり回った名古屋大阪で重量級は御馳
走になりすぎていたのだ。

「まかせろ」

 と矢立は待ち合わせ場所だけ告げて電話を
切った。

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「フウーイジィイ?」
「何だぁ?」
「テレフーン誰ですか?」

 スティーブが探りを入れてくる。

「矢立だよ」
「オーあのヘビードリンカー。ツキアウノコ
トタイガイニネ。ドッチモコッチャモノッツ
ヤングよ」
「へっ、御前さんに言われたかないよ」

 と、そこへ。

「どうもー」
「おはようございます」
「さぶー」
「おつかれさまですぅー」

 とか言いながらドンブリ三兄弟やら情報省
の姉御やら井上大将やら某メーカーの顧問官
等がぞろぞろとやって来た。そして、

「んじゃまあ」

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 てんで連中は参謀本部会議室に入ってバタ
ンと扉を閉めちまいやがった。
(何だ何だ!? 何の会議だ? 俺いらにゃあ説
明なしかい)
 胸の内に暗雲が広がる。
(ひょっとして、客が入ってない!?)
 その善後策の会議、十分あり得ることだ。
(だいたい無謀なんだよ! だから言わん
こっちゃない!)

■『あにめノいろはにほへと』
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