ノートPCの売れ行きが堅調だ。

 調査会社BCNが全国25社2338店舗の大手家電量販店のPOSデータを集計したBCNランキングによると、ノートPCの2008年1〜12月の販売台数は前年同期比19%増という大幅な成長となった。

 成長率は四半期を追うごとに高まっており、第1四半期(1〜3月)は5.2%増、第2四半期(4〜6月)は8.1%増にとどまっていたものが、第3四半期(7〜9月)が25.8%増、第4四半期(10〜12月)が40.3%増と、驚くべき伸張率となっているのだ。

 この背景にはネットブックの貢献が見逃せないのは周知の通り。BCNがミニノートとして集計している10.2型以下のディスプレイを搭載したノートPCの成長率は、第3四半期には前年同期比16倍、第4四半期には同22倍という大幅な伸びを見せた。ノートPC市場全体の約25%を占めていたミニノートは、2009年1月に入ってからは、ノートPC全体の3割近くまで構成比が拡大。今年は、ミニノートの構成比拡大がさらに進展する可能性がありそうだ。

 メーカー別の数値を見ると、ノートPC市場全体の成長を上回る実績となっているのは、ほとんどがネットブックを発売しているメーカーだ。そんな中で唯一、市場平均以上に成長しているにも関わらず、ネットブックを投入していないメーカーがあった。

 それはアップルだ。

 BCNの調べによると、2008年通期のアップルのノートPCの成長率は前年比34%増と、市場全体の19%を大きく上回っている。東芝の2.6%増、NECの4.5%増、富士通の3%減というように、国内PCメーカー各社が軒並み苦戦しているのに比べても突出した伸び率となっている。

2008年1月〜12月(四半期/年間)
ノートPC タイプ別/メーカー別販売台数前年同期比推移(単位、%)
タイプ/メーカー 2008年
1月〜12月
2008年
1月〜3月
2008年
4月〜6月
2008年
7月〜9月
2008年
10月〜12月
ノートPC全体 119.0 105.2 108.1 125.8 140.3
ミニノートPC 1446.3 751.0 703.3 1617.5 2221.4
アップルのノートPC全体 134.0 152.9 119.4 115.6 145.1
東芝のノートPC全体 102.6 97.5 94.5 98.3 123.6
NECのノートPC全体 104.5 101.6 104.1 108.1 105.2
富士通のノートPC全体 97.0 108.0 89.2 95.6 93.6
ASUSのノートPC全体 37470.7 31338.3 13996.6 83163.0 40282.7
日本エイサーのノートPC全体 768.1 120.8 220.3 1143.6 1472.3
※BCN調べ。この集計では、「画面サイズ10.2インチ以下のノートPC」を「ミニノートPC」として区分し集計しています