モバイルユーザーの1人として待ち焦がれていた“モノ”が、ついにイー・モバイルから登場した。それは、上りの通信速度を最大1.4Mbpsへと高めた新型のデータ通信端末だ。以前にコラム「外出先で快適ネット環境を手に入れる方法」で紹介したように、筆者は約1年半前からイー・モバイルを愛用している。モバイル通信には公衆無線LANサービスを併用しているものの、イー・モバイルの使用量は1カ月で約40時間。送信データ量は80MB弱。毎月、スーパーライトデータプランの上限額を支払っているので、そこそこ使っている部類に入るだろう。

 そんなイー・モバイル使いの筆者だが、使い始めた当初から上りの通信速度に不満を感じていた。フリーライターという仕事柄、数MB~数十MBの画像ファイルをメールやオンラインストレージサービス経由で受け渡す必要がある。こうした場合、従来のイー・モバイル端末(上り最大384Kbps)では、データ送信に時間がかかり、ストレスを感じる要因になっていたのだ。

 昨年11月に登場した新型のデータ通信端末では、下りは従来通りの7.2Mbpsにとどまるものの、上りは理論値で1.4Mbpsと約3倍も改善されている。実行速度は理論値まで達しないだろうが、大幅な上り速度の改善に期待は高まる。そこで今回は、上り1.4Mbpsに対応したPCカード型の「D21NE」、USBスティック型の「D21LC」を用意。従来型の「D02NE」と「D12LC」も持ち出して、2タイプ計4モデルで実行速度のチェックしてみたい。果たしてイー・モバイルの新型は、どの程度上りの実行速度が向上したのだろうか。早速、見ていこう。

今回試したイー・モバイル端末は、PCカード型とUSBスティック型の2タイプ計4モデル。下りはすべて7.2Mbps対応だが、新型は上りが1.4Mbpsにアップしている(画像クリックで拡大)