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2008年もあとわずか、2009年へのカウントダウンが始まりました。そんな年の終わりの特別版として、今回は一挙に6組をメタル斬り! 「alan」「SEAMO」「MiChi」「JUJU feat. Spontania」「天上智喜//CLIFF EDGE」「榎本くるみ」と、新顔中心にそのサウンドを分析しました。
また、現在発売中の「日経エンタテインメント!」1月号(表紙・宮崎あおい)では「嵐」「SPEED」「kiroro」を取り上げています。こちらもどうぞ。
2008年も、いよいよ残り1カ月を切りました。今回は“年末スペシャル”ということで、いつもの倍の6枚のシングルを一挙に聴き比べてみることにします。
まずは中国四川省出身のalan。シングル『RED CLIFF〜心・戦〜』は、ジョン・ウー監督作で、大ヒット中の映画『レッドクリフ PartI』の主題歌です。
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alan
映画『レッドクリフ PartI』主題歌。「あまりに感激して、YouTubeでいろんな曲を探したら、『涙そうそう』を歌っている映像なんかもあって最高だった。彼女は本当にダイアモンドだと思います」。『RED CLIFF〜心・戦〜』 |
僕は普通、高音をやたらと見せびらかす“うまい系”のボーカルには興味がないんだけど、alanのボーカルは、そういう次元を遥かに超えています。いい意味で人間離れしてて、いらつくどころか、逆に、鳥肌が立つくらい感動しました。
彼女はこの曲の中で、「ハイF」の音域を歌ってるんだよ! しかも、無理して出してる感じは全然しなくて、余裕で歌ってるようにさえ聴こえます。普通ならなかなかトレーニングしても出せない音域なのに、それを軽々こなせるのは、彼女が中国の伝統的な歌唱法を完璧にマスターしているからこそなんだろうね。
曲のほうも、クラシック音楽やオペラの要素を取り入れた超豪華なアレンジです。普通ならちょっとやりすぎなくらいのアレンジだけど、彼女の特別な声域を生かすには、このくらいの壮大なスケール感でちょうどいいじゃん。
alanとの出会いは、僕にとって今年一番の感激と言っていいくらいの衝撃でした。みんなもぜひ、このエキゾチックな世界観をじっくりと堪能してほしいと思います。
J-POPとクラシック音楽の融合といえば、SEAMOの『Continue』は、イギリスの作曲家エドワード・エルガーの有名な行進曲『威風堂々』をサンプリングしている曲です。
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SEAMO
ドラマ『夢をかなえるゾウ』主題歌。「歌詞もメロディーも落ち込んだときに聴いたら絶対に元気が出る、薬みたいな曲だね。ちなみに、『威風堂々』ってアメリカだと卒業式で演奏される定番の曲なんですよ」。
『Continue』 |
洋楽でもポップソングとクラシックとの融合はときどきあります。例えば、99年のヒット曲、アメリカ人の女性ボーカル、バイタミンCの『フレンズ・フォーエヴァー(グラデュエーション(卒業)』という曲では、パッヘルベルの『カノン』を使ってました。
でも、曲の完成度という点では、こっちのSEAMOのほうが全然上です。というのも、この『Continue』では、単純に『威風堂々』をサンプリングしてるだけじゃなくて、SEAMOの歌詞に合わせて、クラシックのオケをアレンジしてるんだよね。歌詞が大事なところにくると、それに合わせてバックのオケも盛り上がって強調する……っていう仕掛けだから、まさにダブルパンチじゃん。
SEAMOのラップも前向きなメッセージでいっぱいだし、落ち込んでるときに聴いたら、絶対に元気が湧いてくるはずの一曲です。













