スイーツ界のトピックスといえば、人気パティシエや日本では馴染みのない新商品、新食材などだが、ここに来て新たなスタイルが登場している。それは、デザートのみをコースで提供するというもの。

マロニエゲートの10階にある店舗は、デザート専門店というには珍しく、外から中を窺えないレストランスタイル。入口に入ってすぐ、ワインセラーがあるので知らずに来た人はフレンチレストランと思うだろう(画像クリックで拡大)

 全国にじわじわと広がるこのブームの先駆けとなったのが、銀座のマロニエゲートにある「ミラヴィル インパクト」だ。

 銀座マロニエゲートの開店時にオープンしたこの店舗は、東京の駒場にあるフレンチレストラン「ミラヴィル」のシェフ都志見セイジ氏による「デザートレストラン」。ミシュランで1つ星を2年連続獲得しているシェフによる、デザートだけのレストランだ。

 なぜカフェでなく、レストランなのか。それは、この店のコンセプトにある。

 元々、レストランでデザートを大事にしてきたと語る都志見氏。マロニエゲートへの出店話がもちかけられた際、都志見氏が考えたのは、既に成功したミラヴィルの支店ではなく、新たなチャレンジをすることだった。

 コース料理に、前菜・スープ・メインというカテゴリーがあるように、デザートにもカテゴリーがある。デザートだけで一つのレストランを作り、コースを楽しめるような店を造りたい。その思いを詰め込んだのが、この店だ。

 レストランだから、アルコール類も充実。ワインリストもあれば、ビールのラインナップも10種類以上と豊富だ。しかし、レストランにはつきものの、肉料理や魚料理はない。軽食は取れるが、あくまでデザートだけで構成されるレストランだ。

店舗の様子も、カフェというよりもフレンチレストランの風情が漂う(画像クリックで拡大)