今年もボーナス商戦を当て込んで、消費者の購買意欲をくすぐる家電製品が、続々登場し始め、量販店やネット通販などでは、誘惑の香りを醸し出している。さて今年は、何を基準に選ぼうか? 大して珍しい製品はないと思いながらも、逡巡する季節になりそうだ。
当コラムでは前回、太陽光発電の魅力と実力を多面的に検証してみた。なぜなら、地球規模で問題になっている温暖化の大きな原因とされるのが、電力発電に発生するCO2問題と考えられているからだ。
そこで今回は逆に、「いかに電力を消費しないか」という観点に立とう。店頭で物欲をくすぐられる人に、家電製品を選ぶ際に注目すべき新たな「こだわり」を提案したい。このご時世、安さ+スペックの良さ+持続可能性。その「三位一体」で選ぼう、と。
そこで、まず、下の円グラフを見てほしい。
待機電力、この数字の大きさに着目したいのだが、まずは待機電力とは何か、説明しておきたい。
待機電力は、正式には「待機時消費電力量」と言われている。文字どおり、「機器が非静止状態、もしくは入力(命令指示等)に定常的に消費している電力」(財団法人省エネルギーセンター)だ。
要は、使っていない家電製品なのに、コンセントにつながっているという状態にあるだけで、電気を使っている状態をいう。リモコンで使う商品に多い、と思えば分かりやすい。リモコンのスイッチを押すだけで即、起動してくれる機器、すべてが該当する。
例えば冷蔵庫など消費電力の多くを占める家電製品の場合は、「冷めさせて腐らせない」ことを命令指示される機器だから、常時入電していても「待機時消費電力量」は、常に「ゼロ」ということになる。
上記のグラフは、いわば家電製品が“眠っているとき”の消費量を表したものである。それが全体で7.3%も占めているとは、意外と大きいと考えるべきではないか。ちなみに、この数値に電気料金を乗じてみると、約9000〜1万円/年・世帯にもなる。











