つい先日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の携帯ゲーム機「プレイステーション ポータブル(PSP)」を、しばらくぶりに手に取った。放置していたPSPに目を向けた理由は、10月15日公開の「システムソフトウェア バージョン5.00」で追加されたネット機能を再検証するため。低価格ミニノートとスマートフォンの使い勝手比べの記事を担当し、そう言えば……とPSPのことを思い出したのだ。特集記事の補足とまではいかないが、今回はPSPのネット機能にスポットを当ててみたい。

 そもそも、PSPにはどのようなインターネット連係機能があるのか。改めて確認しておこう。まずは、公式ファームウエア2.00から対応した「インターネットブラウザ」機能だ。パソコンと同じサイトの閲覧ができる。2.70以降の公式ファームウエアなら、Flashプレイヤーにも対応している。目を向けるまで知らなかったのだが、PSP向けに作られた無料のFlashゲームのコンテンツもあり、暇つぶしには持ってこいなのだとか。実際、ブラウザとしての使い勝手もなかなか。□ボタンを押しながらアナログパットを上下に動かすと、画面のスクロールが可能で、最大3つまでのタブ表示もできる。

 難点を挙げるとするなら、液晶の解像度とキャッシュ容量だろう。パソコンユーザー向けに作られているWebサイトはPSPの1画面に収まらず、レイアウトも崩れやすい。また、画像の多いページを開くとメモリ不足のエラーが出てしまい、アクセスできないことがあった。最新のPSP-3000で改善されたのか、残念ながら未検証だが、今後のファームアップデートなどで改善してほしい点の1つだ。

検証に使ったPSPは、初期型とPSP-1000と2代目のPSP-2000(画像クリックで拡大)

PSPの「インターネットブラウザ」で日経トレンディーネットを表示した。液晶の解像度が低いため、1画面には全く収まらない。□ボタンを押しながらアナログパットを上下左右に動かし、画面をスクロールしながら見るのが基本になりそうだ(画像クリックで拡大)

次は、本コラムページを表示してみた。文字サイズは「標準」。表示モードを「ジャストフィット」にしている。解像度の低さは否めないが、本文を読むだけならギリギリOK(画像クリックで拡大)

タブ機能もある。リンクを選択して○ボタン長押しすると、リンク先ページを新規タブで開く。タブ表示は□ボタンを押しながら、L/Rボタンで切り替えられる。ページ上部に表示された赤、青、黄色のバーがタブの位置を示している(画像クリックで拡大)

便利なタブ機能だが、多用すると、メモリ不足のエラー表示が出てしまう。ツールの「表示設定」で「省メモリ」設定を「入」にすると、わずかに改善されようだ(画像クリックで拡大)

Webサイトを見るときは、PSPの「検索」機能が便利。検索エンジンにアクセスすることなく、キーワード検索ができる(画像クリックで拡大)

Ajaxに対応していないためか、Googleマップは画像表示のみ。縮尺率は変更できるものの、表示位置を変更はできないようだ。今のところYouTube動画の再生にも非対応。この液晶サイズはYouTube動画の視聴に最適と思ったが……残念(画像クリックで拡大)