7月に発売された、エステーの「自動でシュパッと消臭プラグ」。一定間隔で香りのミストを自動噴霧する電池式自動消臭スプレー(画像クリックで拡大)

 某日、とある広告フェスの審査員を務めてまいりました。そこで丸半日かけて、今年4月から9月までにオンエアされたCM、約300作品を見たのですが、正直がっかり・・・。どれもこれも、つまらないのです(自分の仕事っぷりは棚にあげています。すいません)。

 深刻な不況の嵐が吹き荒れるなか、各企業が守勢に回ってしまっている現実を目の当たりにした気がしました。どの作品も、商品の特性を何の工夫を凝らすこともなく羅列するだけで、エンターテインメント性が著しく欠如しているのです。これでは、もともとCMではなく番組を見るためにスイッチをつけた視聴者の目に留まることはないでしょう。まさにマスターベーション・・・。当然、売り上げに寄与することはなく、ひいては利益を追求するあまり、一層の広告費削減を余議なくされるに違いありません。決して大袈裟ではなく、広告業界がかつて経験したことのない危機に直面していると実感した次第です。