海外で人気のジャパンカルチャーは何か、そしてそれはなぜ支持されるのか――日本経済界も知りたがる「クールジャパン」の正体を求めて、日夜リサーチを続けるリサ子。前回に続いて、彼女が今回「解明」するのは「Visual-Kei」、ビジュアル系バンド。さて「騙されたと思って」ドイツへやって来たビジュアル系バンド「アンティック-珈琲店-」を待ち受けていたのは……。

ドイツの観客が日本語で歌い出した 

 「VOGUE」フランス版でビジュアル系が特集されたと聞いて、急きょビジュアル系バンドの深い森に足を踏み入れた私。パリっ子たちは「ラルク派かアンカフェ派か」に二分されている!なーんて噂もある「アンティック-珈琲店-(通称:アンカフェ)」のマネージャー長谷川さんに、海外進出について話を聞きにいったのである。

アンティック-珈琲店-、通称「アンカフェ」は5年前に結成されたビジュアル系バンド。日本では中高生を中心にコアな人気を誇ります
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こちらが5枚目のシングル
「小悪魔USAGIの恋文とマシンガンe.p. 」
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 予想に反して「海外に行く気なんて全然なかった」と断言され、ズルッとこけつつも、そのめくるめくヨーロッパ公演の顛末をお聞きした(詳しくは前回参照)。

 「だまされたと思って公演しにきて!」と口説かれて、半信半疑ながらドイツ・ケルンに出かけたビジュアル系バンド、アンカフェ。 会場へやってきたメンバーとマネージャーの長谷川さんは、目の前の光景に、口をあんぐり開けたという。キャパ2000人のライブ会場は超満員。地元の中高生たちが「NANA」みたいなファッションでキメて、異常に盛り上がっている。

「騙されたと思って」ドイツに来てみたら、この熱狂ぶり。
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 ステージに上がったボーカルのみくが、恐る恐る「ニャッピー!」とアンカフェ流のあいさつをすると

「ニャッピーo(≧∀≦)o」

 ……と大音声が返ってくる!

 そして曲がサビに差し掛かると、全員が完璧な日本語で一緒に歌い出すではないか!!

 「どーなってんの?なんで歌えるの?って信じられませんでした」と長谷川さん。

 「最近はYou Tubeがありますからねぇ」と同行してくれた「日経エンタテインメント!」音楽担当Yデスクが受ける。

 ほえ〜、世の中そんな仕組みになってるとは! You Tubeってすごい! ケルンの少年少女たちはネットで極東の歌を検索し、アンカフェを見つけ、何度も聞いて、歌えるまでになっていたのだ。本人たちがまったく知らないうちに!!

すごい盛り上がりよう。みんな、日本語で一緒に歌ってくれたんだとか。
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