海外で人気のジャパンカルチャーは何か、そしてそれはなぜ支持されるのか――日本経済界も知りたがる「クールジャパン」の正体を求めて、日夜リサーチを続けるリサ子。前回に続いて、彼女が今回「解明」するのは「Visual-Kei」、ビジュアル系バンド。さて「騙されたと思って」ドイツへやって来たビジュアル系バンド「アンティック-珈琲店-」を待ち受けていたのは……。
ドイツの観客が日本語で歌い出した
「VOGUE」フランス版でビジュアル系が特集されたと聞いて、急きょビジュアル系バンドの深い森に足を踏み入れた私。パリっ子たちは「ラルク派かアンカフェ派か」に二分されている!なーんて噂もある「アンティック-珈琲店-(通称:アンカフェ)」のマネージャー長谷川さんに、海外進出について話を聞きにいったのである。
予想に反して「海外に行く気なんて全然なかった」と断言され、ズルッとこけつつも、そのめくるめくヨーロッパ公演の顛末をお聞きした(詳しくは前回参照)。
「だまされたと思って公演しにきて!」と口説かれて、半信半疑ながらドイツ・ケルンに出かけたビジュアル系バンド、アンカフェ。 会場へやってきたメンバーとマネージャーの長谷川さんは、目の前の光景に、口をあんぐり開けたという。キャパ2000人のライブ会場は超満員。地元の中高生たちが「NANA」みたいなファッションでキメて、異常に盛り上がっている。
ステージに上がったボーカルのみくが、恐る恐る「ニャッピー!」とアンカフェ流のあいさつをすると
「ニャッピーo(≧∀≦)o」
……と大音声が返ってくる!
そして曲がサビに差し掛かると、全員が完璧な日本語で一緒に歌い出すではないか!!
「どーなってんの?なんで歌えるの?って信じられませんでした」と長谷川さん。
「最近はYou Tubeがありますからねぇ」と同行してくれた「日経エンタテインメント!」音楽担当Yデスクが受ける。
ほえ〜、世の中そんな仕組みになってるとは! You Tubeってすごい! ケルンの少年少女たちはネットで極東の歌を検索し、アンカフェを見つけ、何度も聞いて、歌えるまでになっていたのだ。本人たちがまったく知らないうちに!!











