iPodに代表されるポータブルオーディオプレイヤーがブレイクしてから、ヘッドホンといえば、小型で高品質なカナル型イヤホンが売り上げの大多数を占めるようになった。今週取材したヨドバシカメラ マルチメディア川崎ルフロンでも、ヘッドホンの販売実数のなかでカナル型が占める割合は、7割から8割にも達しているという。08年9月にお伝えした「1万円以下ヘッドホンの売れ筋」でも、人気上位トップ5はすべてカナル型だった。

 しかし今週は、あえてオーバーヘッド型に的を絞って人気モデルを紹介したい。オーバーヘッド型のメリットについて、同店の坂田氏は「臨場感を演出するのは、構造的にオーバーヘッド型のほうが有利です。ハイレベルな製品なら低音の迫力が違いますし、低価格モデルでも長時間のリスニングに向いた製品が多いです」と語る。人気ランキングは以下のとおりだ。

●売れ筋オーバーヘッド型ヘッドホンランキング
1位 MDR-XD200 ソニー 2550円(ポイント10%)
 口径40mmのドライバユニットを搭載した密閉ダイナミック型ヘッドホン。再生周波数は10〜2万2000Hzで、インピーダンスは70Ωとなる。本体重量は約220g。
2位 MDR-D333 ソニー 4980円(ポイント10%)
 折りたたんで持ち運べる口径30mmの密閉ダイナミック型で、再生周波数は12〜2万4000Hzで、インピーダンスは24Ω。本体重量は約136gとなる。
3位 ATH-FC700 オーディオテクニカ 4980円(ポイント10%)
 こちらも折りたためる密閉ダイナミック型で、40mmのドライバユニットを採用している。再生周波数は10〜2万4000Hzで、インピーダンスは40Ω。本体重量は約130g。
4位 SE-MJ2 パイオニア 1980円(ポイント10%)
 シンプルな密閉ダイナミック型。ドライバユニットは口径40mmで、再生周波数は12〜2万2000Hz、インピーダンスは32Ωとなる。本体重量は約100g。
5位 ATH-SJ1 オーディオテクニカ 1980円(ポイント10%)
 折りたたみ対応の密閉ダイナミック型で、口径36mmのドライバユニットを搭載する。再生周波数は15〜2万2000Hzで、インピーダンスは32Ω。本体重量は約90gとなる。

 売れ筋上位には、5000円以下の低価格モデルが並ぶ。しかし、坂田氏は「本当の意味でオーバーヘッド型を選ぶなら、そのサイズを活かした高品質なモデルをおすすめします。おおよそで1万円弱のクラスからが高級モデルといえますね。音質にこだわるなら、ぜひこちらを」という。そこで、高級タイプの人気ベスト3も聞いた。

●売れ筋高級タイプオーバーヘッド型ヘッドホンランキング
1位 MDR-XB700 ソニー 9980円(ポイント10%)
 口径50mmのドライバユニットを採用した重低音に強いモデル。再生周波数は3〜2万8000Hzで、インピーダンスは24Ωとなる。本体重量は約295g。
2位 ATH-PRO700(CHW) オーディオテクニカ 1万6800円(ポイント10%)
 折りたたみ可能な高級モデルで、口径53mmのドライバユニットを搭載。再生周波数は5〜3万3000Hzで、インピーダンスは36Ω。本体重量は約320gとなる。CHWは限定カラー。
3位 AH-D1000 デノン 1万4700円(ポイント10%)
 口径40mmのドライバユニットを採用したダイナミック型ヘッドホン。再生周波数は8〜3万7000Hz、インピーダンスは32Ωとなる。本体重量は約180g。

 まず、次のページで低価格帯の売れ筋をチェックして、3ページ目で高級タイプを選ぶ価値についてレポートしたい。

ヨドバシカメラ マルチメディア川崎ルフロンの地下1階にあるヘッドホンコーナー。オーバーヘッド型の試聴コーナーが充実しており、ほとんどの機種の実機に触れられる(画像クリックで拡大)

※なお、本文と写真で掲載している価格とポイントは、2008年11月20日14:00時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい。