どうしても納得いかないのが、ボールペンそのものの安っぽさだ。高級ボールペンほどの期待はしないとしても、成型跡がありありと残るボディーはいただけない。当たり前のことだが、この製品で一番使うのはペンである。どれほどデータとして取り込む性能が良く、値段が妥当だとしてもペンの満足感が低いと少し残念だ。

 書き味もしかり。この点はairpenと共通なのだが、2.35mm径の換え芯(4C)を利用する。この書き味が、イマイチなのである。インクの出が悪く、古くからあるボールペンそのものなのだ。

 かなり前から換え芯をいろいろ探しているのだが、なかなか納得するものに出合えていない。ゲルインキの換え芯もあるにはあるが、細すぎる。あれこれ購入して市販されているほとんどの換え芯を試した結果、個人的にオススメするのはラミーの芯である。ちょっと話が横にそれたが、興味のある方は試していただきたい。

ペンの質感がどうしても気に入らない。もう少し高級感が欲しいぞ(画像クリックで拡大)

換え芯は一般的な4Cだが、書きやすいものが意外に少ない(画像クリックで拡大)

ユニット本体のセットは斜めでもOKなのだが……

 MVPenは、専用のペンで書いた筆跡をユニット本体で検知し、データ化している。とても便利なのが紙の種類を問わないこと。サイズこそA4までと決まっているが、レポート用紙やコピー用紙が使えるのは当たり前として、会社の便せんや広告の裏でも構わない。自分が書きやすい紙を選べるのだ。また、airpenのような専用のバインダーが不要で、ユニット本体とペンだけを持っていればよく、荷物にならないのがいい。

 利用するには、まずユニット本体を用紙にしっかりと取り付けなければならない。ユニット本体と紙の位置がずれてしまうと、読み取ったデータもずれていく。そこで、ユニット本体にはクリップが付いていてずれない工夫がされている。ノートならば各ページの上にユニット本体を取り付ければいいのだが、レポート用紙など上部がとじてある用紙の場合でも、斜めに取り付けて読み取れる。