「私、晴れ女だから大丈夫ですよ」との声に現実に戻される。一向に雨のやむ気配がない恵比寿ガーデンプレイス。ひさしで守られたカフェのオープン席で、谷桃子さんは平和な笑顔を見せる。筆者の手元には18-200mmのズーム付きのEOS 50Dが出番を待っている。スタッフがいなければ、とても仕事の現場には見えないだろう。残念ながら恋人ではなく、記念写真を撮るタイミングを待ちわびる父と娘のようだ。遠くから、現場を盗撮しようとするファンのほうが、フラッグシップ機に超望遠の組み合わせだったりして、立場は逆転しているのだ。

新発売となった18-200mmのズームレンズの描写力は高い。機動性があるので重宝する(画像クリックで拡大)

見おろすように撮ると子供っぽく写りがちだが、谷さんの場合は逆に大人っぽくなった。不思議な魅力にあふれた人だ(画像クリックで拡大)

 小雨交じりのなか、谷さんのスケジュールを気にして、無理やり撮影をスタート。フイルム時代なら、感度をどこまで上げるか、フィルターをどうするかで迷う場面だ。50Dなら拍子抜けするほど簡単。選択ダイヤルを「クリエイティブ全自動」にして、さらにピクチャーモードを「肌色がきれいに」に合わせる。135mmの焦点距離にズームして、谷さんがこちらを見た瞬間にシャッターを押す。すかさずモニターで確認すると、ピントも問題なく、色もばっちりだ。全点クロス測距になりオートフォーカスの精度が向上したのと、新開発の画像処理エンジン「DIGIC4」の実力を思い知らされる。後は仲がいい恋人…もとい、親子となって、雨の中を踊るように写真を撮り続けた。