撮像素子に有効1350万画素の1/1.7型CCDを採用した高画素モデル。ニコン独自の画像処理コンセプトである「EXPEED」を採用している。画像ファイルの形式は「NRW(CCD RAW)」で、CCDから読み出した画像データをそのまま記録するRAW形式での撮影に対応している。RAWで撮影した画像は、カメラ内で画質などを調整した後、Jpeg形式に“現像”して保存できる。レンズには、光学4倍ズームの35mm判換算で28〜112mm相当をカバーする「NIKKORレンズ」を搭載、開放F値はF2.7〜F5.9となっている。マクロモードでは広角端で被写体から2cmまで寄れる。広角撮影時に発生する画像の歪みを補正してくれる「ゆがみ補正」も搭載している。液晶モニターは、広視野角の2.7型TFT液晶。視認性が高く、野外でもとても確認しやすかった。光学ビューファインダーを搭載しているのもポイントだろう。

 露出モードは、一眼レフデジタルカメラ並みに「プログラムオート」「シャッター速度優先オート」「絞り優先オート」「マニュアル露出」の4つから選択可能。白とびや黒つぶれを軽減する「アクティブD-ライティング」や、画づくりの方向性を設定できる「COOLPIXピクチャーコントロール」も搭載している。思い通りの撮影が可能だ。最大12人まで認識できる顔認識が高速化されたほか、手ブレ補正VRでは、シャッター速度で約3段分相当の補正もできる。

 GPS機能を搭載しているのも本機の特徴のひとつ。画像ファイルに記録されたGPS位置データは、地図ソフトとも共有できる。有線インターネット接続に対応しており、ニコンが運営するWebアルバム「my Picturetown」に写真を送信・保存できるのも面白い。

 気になる画質だが、さすが有効13.5MPの撮像素子を搭載しているだけあり、ディテールまで解像しているのが分かる。画像はとてもクリアでシャープだ。コントラストが高く、色味も見た目に近い印象を受けた。ISO64〜400まではノイズも問題なし。ISO800以上になると感度を上げるごとに暗部や中間色に色ノイズが現れ、解像感も若干失われる。常用するならばISO400以下が望ましいだろう。

 今回掲載した拡大画像はすべてオリジナルデータなので、COOLPIX P6000の実力をじっくり見定めてほしい。

ニコン
COOLPIX P6000
実売価格:6万円前後
発売日:2008年9月12日
有効画素数 約1350万画素
光学ズーム 4倍
記録メディア SDカード(SDHC対応)
液晶 広視野角2.7型TFT液晶(約23万ドット)
最高ISO感度 6400
●CCDサイズ:1/1.7型●最大記録画素数:4224×3168●レンズ焦点距離(35mm判換算):28〜122mm●開放絞り値:F2.7〜F5.9●最短撮影距離:2cm●動画:640×480、30fps●メモリー:内蔵(約48MB)●バッテリー:専用充電池(EN-EL5)●サイズ:幅10.7×奥行き4.2×高さ6.55cm●重さ:約240g(本体のみ)

●撮影モード:絞り優先●絞り:F5.3●シャッター速度:1/539秒●ISO感度:100●焦点距離:20.1mm(35mm判換算:約94mm)(画像クリックで拡大)

●撮影モード:絞り優先●絞り:F5.9●シャッター速度:1/88秒●ISO感度:100●焦点距離:24mm(35mm判換算:約112mm)(画像クリックで拡大)

●撮影モード:絞り優先●絞り:F6.4●シャッター速度:1/99秒●ISO感度:100●焦点距離:6mm(35mm判換算:約28mm)(画像クリックで拡大)