ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田 覚氏による連載。今回は「MacBook Pro」をレビューする。MacBookと比べCPUも高性能。価格を考えると満足度は高いが…。戸田氏はどう評価したのか!
今回は「MacBook Pro」を徹底レビューする。ただし、ボディーの質感やマルチタッチトラックパッドについては、前回のMacBook編で触れたのでそちらをご覧いただきたい。
MacBook Proを購入するからには、処理性能に期待を抱くのは当然だろう。CPUは「Core 2 Duo」を採用し、モデルによって2.4〜2.8GHzまでを選択できる。MacBookと比べると、高性能なCPUを採用している。実際に使ってみても、十分なパフォーマンスを持っている。だが、写真やビデオなどのAV編集作業などをすることが多いMacで「Pro」を名乗るモデルなのだから、この程度が最低限だろう。本気でAV作業をしたいならデスクトップを購入すべきだ。
一番の特徴は「GeForce 9600M GT」を内蔵していることだ。チップセットに統合されているGeForce 9400Mに加え、2つのグラフィックスプロセッサを使い分けられる。それぞれ処理性能が異なるのはもちろん、9600M GTを使うとバッテリー駆動も1時間ほど短くなると言う。似た機能を持つ先駆者が、グラフィックスをスイッチで切り替えられるソニーの「VAIO type Z」だ。VAIO type Zは、モバイルノートなので、バッテリー駆動とパフォーマンスをバーターにしてどちらを使うか考える意味が十分にある。ところが、MacBook Proの大きなボディーを持ち歩いてバッテリーで駆動することを考える人は、日本にはあまりいないだろう。普段、ACをつなぎっぱなしで使うなら、9600M GTを選択していればいい。せっかく高性能なチップを搭載しているのだから、使わなければソンだ。MacBook Proを外出先で使おうと考えるなら、ほとんどがACを持参するはずである。そもそものバッテリー駆動時間がさほど長くないからだ。
グラフィックスの切り替えがムダというつもりはない。だがまあ、普通は9600M GTを常用し、切り替えの必要はないはず。まあ、おまけ程度に考えておけばよいだろう。
















