ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田 覚氏による連載。今回はデジタル一眼レフカメラのRAW画像を編集するために「Core 2 Quad」の超高速デスクトップを購入した。これまでは遅くて仕事にならなかったRAW画像編集の速度はどれだけ向上するのか。戸田氏の実感は?

 本連載や1万円研究所などの写真は、基本的に自分で撮っている(メーカーから借りる製品写真を除く)。僕は、写真に関しては素人だが、掲載する以上、少しでもキレイで見やすいほうが良いと考えて勉強中だ。知人のプロカメラマンに教えを請うと「良いカメラは、やっぱりきれいに撮れますよ」とのこと。仕事のためだと奮発して、分不相応な一眼レフを利用しているのだ。

 最近1200万画素クラスの一眼レフを使うようになって、一気にストレスを感じるようになったのが「RAW」データの編集だ。僕の作業は作品を作ると言うより、商業カメラマンに近いだろう。数十枚から数百枚の画像から、使えるものを選ぶ作業からスタートする。使う写真を決めたら、明るさや色を調整したり、トリミングなどをの作業をする。

 カメラの買い換えに伴い、メーンで使う画像編集ソフトを「Capture NX2」(ニコン)にバージョンアップしてから一気にストレスがたまるようになった。正確に言うなら、使うに耐えないと感じたのである。20枚くらいのRAW画像を開き、色調整などをしていくと信じられないほど速度が低下する。1枚の写真の処理に10秒以上かかることはザラで、写真の一部分がコマのようにゆっくりと編集効果が現れるのだ。1枚の写真をじっくり仕上げるのならいいかもしれないが、多いときには20枚以上を一気に処理したい僕の場合、これではまるで仕事にならない。

 ちなみに、この環境で使っていたデスクトップは、Core 2 Duo E6600(2.40GHz)でメモリーは2GBだ。最新モデルと比べると特に高速ではないが、十分に現役バリバリのスペックと言えるだろう。この環境で信じられないほど重いのだ。最近、写真を選ぶのに米アドビシステムズの「Photoshop Lightroom 2」を併用しているのだが、こちらはそこまで重くはない。ただ編集作業は、カメラの機能を生かせるCapture NX2を使いたいのだ。

 そこで、Core 2 Quadのデスクトップを購入することにした。実はあまり気が進まなかったのだが、仕事のためなので奮発したのである。

今回購入したAeroStream Quad。いわゆるミニタワーで拡張性も上々だ(画像クリックで拡大)

Windows エクスペリエンスインデックスは、全部5.9と表示される。振り切っているわけだ(画像クリックで拡大)

CrystalMark 2004R3でベンチマークを取った結果

Mark 1812135
ALU 52599
FPU 54055
MEM 22626
HDD 5199
GDI 7674
D2D 8988
OGL 31021