先週のネットチラシに続き、生活防衛の食品購入テクニックを探っていこう。ただし主婦的な感覚の話では、あまり読者の方がついてきてくれそうにないので若干路線変更。特定の食品に絞って最安値を探す方法を紹介してみたい。ターゲットにするのは、編集者の友であり、ヘビーネットユーザーとしても欠かせない「カップ麺」である。

 カップ麺を昼食や間食、夜食に食べようと思い立った時、どこで購入されているだろうか。一般的なのは近所のコンビニだろう。価格は高めでも、便利さを重視してしまいがちだ。安い商品を買いたいという方なら、近所のスーパーやディスカウントストアへと出かけてまとめ買いしているかもしれない。しかし、その買い方は本当に一番安いのか。筆者は以前から疑問を持っていた。その理由はあるうわさを聞いていたからだ。「カップ麺はスーパーより、ドラッグストアのほうが安い」というのである。

 マツモトキヨシをはじめ、大きなドラッグストアでは、薬品以外にも日用品や食品を数多く販売している。しょせん薬局だろうと思って、これまで目を向けていなかったのだが、そこに盲点があろうとは考えもつかなかった

 最近は、SHOP99ローソンストア100などをはじめとする、食料品に重点を置いた100円ショップもある。一体、どこで買うのが本当に安いのか。コンビニ、スーパー、ドラッグストア、100円ショップにディスカウントストアの5店舗で価格を調査。セール時ではない、通常価格の最安店を探してみた。

ドラッグストアのカップ麺が安い理由は?

 薬と日用品はドラッグストアで、食品はスーパーコンビニで……。この当たり前のような使い分け方法を見直す必要がありそうだ。ドラッグストアで食品が売られるようになったのはいつ頃なのか定かではないが、おそらく栄養補助食品や飲料品などから徐々に広がっていったのだろう。これまであまり足を向けることのなかったドラッグストアの食品コーナーだが、注目してみるとなかなか品ぞろえが豊かなことに驚いた。定番とも言える栄養補助食品、ペットボトル飲料を始め、食パン、菓子、米、カレールー、さらに牛乳、酒類まで、生鮮食品以外のものは大方そろっている。

 ドラッグストアを何店舗か巡ってみると、あることに気づくはずだ。それは大半の店舗で、食料品の売り場をお店の一番奥まった場所に設けていること。ドラッグストアでのメイン商品は、あくまで一般薬や日用品である。食品の販売は、ある意味おまけのようなもの。つまり客寄せのために用意している商品と言える。カップ麺を安く販売する秘密は、ずばりこの点にある。カップ麺をよく買う若い層を店内へと呼び込むために、カップ麺をコンビニよりも安く販売している。そして、店の奥で販売することで、ほかの商品を“ついで買い”してもらおうというのが狙いだ。

 実際にどのくらい安いのか。日清食品の「カップヌードル」で価格調査してみた。対象としたのは、5つの販売業種。コンビニ、スーパー、ドラッグストア、100円ショップ、ディスカウントストアである。ただし、筆者の近所、周囲3km内にある販売での価格差を調べたものなので、あくまで参考値として紹介したい。

 まず、一番手軽なコンビニでの販売価格を見ていこう。大手3社でチェックしている。一番安かったのはセブン-イレブンの1個160円。ローソン、ファミリーマートは168円だった。次はスーパーだ。イトーヨーカ堂は158円。西友では165円(調査時は月間お買い得商品として138円)で販売されていた。若干スーパーのほうが安いと言えそうだが、セール時以外の通常価格で比べるとあまり差がないようだ。

調査した中で一番安かったコンビニはセブン-イレブンだった

スーパーなどでは「月間お買い得商品」などとして、一定期間、通常価格より下げて販売しているところがある