相馬学の映画コラム「ハリウッド・エンタメ映画至上主義!」。洋画、それもハリウッドの映画を中心に、注目すべき作品を独自の切り口で紹介していく。
第11回目の今回は、『僕らのミライへ逆回転』から生まれた“スウェーデッド”というブームを紹介する。本作を見た後にあなたも“スウェーデッド”を試すかもしれない。
| 今週の紹介映画1 |
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『僕らのミライへ逆回転』 公式サイト:http://www.gyakukaiten.jp/ 監督:ミシェル・ゴンドリー 出演:ジャック・ブラック、モス・デフほか 配給:東北新社 10月11日(土)より、シネマライズ、シャンテシネ、新宿バルト9ほか全国ロードショー |
今回は、“スウェーデッド(Sweded)”という言葉から生まれた米国のブームについて紹介する。
まず、スウェーデンの映画と聞いて、何を連想するだろう? 日本にはあまり馴染みがないだろうが、映画ファンならば、昨年惜しまれつつ世を去った名匠イングマール・ベルイマンの諸作。もう少し下世話なレベルで『私は好奇心の強い女』に代表されるポルノグラフィーを連想するのは、筆者だけではないはずだ。しかし2008年、米国ではこの言葉に新たな意味が加わった。それは“スウェーデッド”。意味は“手作りリメイク映画”である。
発端となったのは映画『僕らのミライへ逆回転』だ。『エターナル・サンシャイン』『恋愛睡眠のすすめ』などのエッジの効いたコメディーで知られる、ミシェル・ゴンドリー監督の新作。
カリスマ的なラッパーで『16ブロック』などに俳優として出演しているモス・デフや、『カンフーパンダ』で声優として主演を務めるなど、このところ活躍目覚しいジャック・ブラック、『リーサル・ウェポン』シリーズのマータフ刑事役でおなじみのダニー・グローバーが共演した本作は、10月11日より日本でも劇場公開される。
舞台は、ダウンタウンの一角にあるVHSビデオしか置いていない、老朽化したレンタルビデオ店。店員のマイク(モス・デフ)は、経営不振で給料も払えない店長の窮状を、つい思いやってしまうほどの心優しい青年だ。
ある日、この店にマイクの悪友ジェリー(ジャック・ブラック)がやってくるのだが、これがそもそものトラブルの始まりだった。前夜、発電所に侵入していたジェリーは体が帯電しており、そこから発せられる磁気によって店内のVHSテープの中身がすべて消去されてしまったのだ。











