この数年、仕事に使っているパソコンは、モバイルノートと呼ばれるものばかりになった。自宅作業より出先で仕事をすることが多いのもあり、小型軽量で長時間バッテリー駆動するパソコンを選んでいるためだ。予備のバッテリーも常に2個用意しているので、実作業時間で15時間以上、AC電源なしの状況下で仕事ができる。
自称“オールタイムモバイラー”の筆者に、頭の痛い問題が1つあった。それはインターネット環境の確保だ。大病から復帰した昨年、巷(ちまた)ではすっかり利用者が増えていたイーモバイルを導入。インターネット接続は問題解決に向かいつつあるのだが、まだ完璧とは言えない。より快適な下り回線速度。そしてイーモバイルをはじめとするワイヤレスWANサービスでストレスの原因となっている、上り回線速度の向上を目指している。
今回、このテーマを取り上げた理由は、ようやく7.2Mbpsのイーモバイル端末を導入したのがきっかけ。旧モデル3.6Mbpsと通信速度の違いをチェックするのが狙い。また、イーモバイルでは何ともしがたい、上り回線を強化するインターネット接続サービスについても検討した。
イーモバイルの使い勝手は?
イーモバイルは、ワイヤレスWANと呼ばれる「広域無線ネットワーク」サービスの1つに数えられる。最近はNTTドコモやauでも同様のサービスが提供され始めているが、筆者が導入を考え始めた頃はイーモバイルくらいしか選択肢がないに等しかった。
筆者がイーモバイルを選択したもう1つの理由は、料金プランにある。毎日何時間も利用するため、パケット量などに応じて料金が決まるのではたまらない。ケータイと同じような定額制がなければ導入は無理だ。そんな折、イーモバイルには月額5980円のプランが用意されていることを知り、導入を決意。1年間使い続けるという“シバリ”はあるものの、料金の安さと利便性に飛びついた。
その後、イーモバイルには「新にねん」というプランが追加され、2年間使い続けることを条件に月額4980円まで価格が下がってきている。プライベートで使うにはまだ高価だが、仕事でインターネット環境が必要な方なら選択肢の1つには挙がるはずだ。もっともイーモバイルは、地域や建物などの影響で利用できない場合もある。導入にはこの点を考慮する必要があるだろう。
筆者はこの1年、都内を中心に利用しているが、23区内ならもちろん、23区外でもほぼ問題なく利用できた。あえて難を言うと、一部の動画サービス(WMV形式の動画ファイルをストリーミング再生する)で映像が視聴できないことと、一部ソフトでインターネットに接続しているにもかかわらず、ネット接続していないという「?」なエラーがたまに出たくらい。メールやWebサイトの閲覧など、一般的な動作にはとくに問題は起きていない。満足感はなかなかのものだ。
イーモバイル端末のユーティリティーでは、通信時間や通信したパケット量が集計される。多い月では100時間以上、1GB以上のパケット量になる。もし従量制だったなら……計算するのも恐ろしい金額になっただろう











