原因不明の病気はすべてストレス?

――本業ではストレスを感じますか?

西川: 自分で意識することはあまりありませんが、どんな仕事でも働いてお金をいただくことは大変なこと。そういった意味で、知らないうちにストレスを感じていることはあると思います。また、病院での仕事の後に、収録があると気持ちの切り替えが難しいことも。そのときは無理にどうにかしようと思わず、自然にまかせています。病院での仕事では、「ああ、もっとこうすれば」と反省することもありますが、芸能活動ではありません。その辺は割り切ってやっています。

 とはいえ、もちろん趣味としての努力はします。たとえば、サーフィンが趣味だったら、もっとうまく波に乗るにはどうしたらいいだろうと考えますよね。それと同じこと。ただ、自分が思う一生の仕事に対する悩み方とは、おのずと違ってきますね。

――医師としての悩みとは?

西川: 常に新しい技術やノウハウなどを取り入れていかなくてはならないので、時間のない中でいかにそれらを吸収するかということは悩みの種です。医学の分野はとても進化が早いので、日夜それに対して努力する必要があるんです。

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――そもそもストレスを受けると、どんな影響があるのですか?

西川: 体と心の両面で、人はストレスは感じます。現代で生きていたら、必ず何かしらのストレスにさらされています。騒音や人ごみなど、すべてがストレスのもとですから。それらによって引き起こされる病気も幅広く、話題になっている鬱や神経性の胃痛などはもちろん、さまざまな癌でさえストレスが関わっていると言われています。ほかにも、肩こりや腰痛などもストレスが原因で発症することも。ほとんどの病気は、ストレスが関与していると言ってもいいくらいなんです。

 でも、現代に生きるうえで、ストレスは避けられないもの。拒絶するのではなく、うまく付き合うしかないのかなと。私の場合、友達と会ってお酒を飲みながら楽しくおしゃべりしたり、テレビに出ることでストレスとうまく付き合っています。

 医師としては、体を動かすことをお勧めしますね。現代社会では頭だけ働いて、体はあまり動かさないことが多く、そのために不眠の人も増えています。すると交感神経と副交感神経のバランスが悪くなり、ひいては鬱になることも。オン、オフを切り替えるためにも、体を動かして、ゆっくりとお風呂に入り、おいしいものを食べれば、自然とよく眠れると思いますよ。精神的な面では、リフレッシュするために思いきってお休みを取るのもいいですね。