世の中には、「無線LAN=難しい」というイメージを持っている人がまだ多くいるようだ。確かに通常、無線LANは、LANケーブルを通信回線業者からレンタルしているモデムやルーターにつないだだけでは利用できない。無線LANを使ってインターネットを楽しむには、パソコンと無線LANルーターの設定作業が必要になる。
最近は、ボタン1つでルーターとパソコンと無線LANルーターの接続設定ができる機能が増えている。バッファローの「AOSS」やNECアクセステクニカの「らくらく無線スタート」などだ。もっとも、これらワンタッチボタンによる設定も、パソコンに専用ソフトをインストールし、接続設定ウィザードに従って作業するという手間はかかってしまう。
初心者の立場になって考えてみると、無線LANは使いたいが作業の手間を考えると導入に踏み切れない……といったところだろう。そこで今回は、パソコンでの設定作が全くいらない無線LANの導入方法を紹介したい。「そんなことができるの?」と思われるかもしれないが、実は1つだけ方法があるのだ。
パソコンなしで設定できる無線LANがある
設定ゼロの無線LAN導入には2つのポイントがある。それは利用する「無線LAN機器」と「通信回線」だ。まず無線LAN機器だが、無線LANルーター(親機)とイーサネットコンバータータイプの子機がセットになった商品を購入する。親機単体の商品と比べると1万円ほど高くなるが、後の設定作業を考えればコスト以上の価値はあるのでここはガマンしてほしい。
セット品に選んだイーサネットコンバーターは、本体背面にLAN端子を2つ、または4つ備えた無線LAN子機である。このタイプの子機をあえて使うのは、導入方法が最も簡単だからにほかならない。本来、テレビやDVDレコーダーなど、LAN端子内蔵したAV機器で無線LANを使うための商品とあって、パソコンを使わずに無線LANの接続設定ができるのだ。
では、主な商品を紹介しよう。1つ目はバッファローの「WZR-AGL300NH/E」。親機の本体上部にある接続ボタンと、子機にある接続ボタンを交互に押すだけで互いに認識し合い、無線LANの接続設定ができてしまう。パソコンを起動して設定するような必要は一切ない。
もっと簡単なのは、NECアクセステクニカの無線LANルーター「PA-WR7870S/SE」だ。このイーサネット子機セットは、最初から親機〜子機間の無線LAN設定済み。つまり、商品を買ってきて家に設置し、電源を入れれば、無線LANの導入できる。これなら初心者でも間違えようがない。











