昨年、若い女性がどっと押しかけた「高野山カフェ」が、今年も9月3日から5日間、東京・青山のカフェ「Hy's(ハイズ)」内に期間限定でオープンする。イタリアンテイストにアレンジした「高野山精進ランチ」や「ごま豆腐のスイーツ」、「高野山の日本酒カクテル」といった特別メニューが登場し、写経・瞑想体験ほか、僧侶による声明ライブもある。お茶のついでに仏教体験、いかがですか?

「高野山カフェ」会場となる「Hy's(ハイズ)」のエントランス(東京都渋谷区神宮前5-51-1)(画像クリックで拡大)

お香をたき、“高野山仕様”で演出

 「高野山カフェ」は、関西圏を地盤とする南海電鉄と、高野山真言宗の総本山・金剛峯寺による共同企画。南紀最大の観光地で、2004年7月には「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録された高野山の魅力を首都圏でPRするのが大きなねらいだ。特に20〜30代の女性を対象にしている。

 昨年9月に開催された第1回の「高野山カフェ」は、5日間でなんと約3300人の来場者を動員。うち9割が女性で、「学生や主婦は少なく、大半はOLの方」(共同PR・高瀬曜さん)という。予想以上の反響でカフェに入れない人も大勢いた。

 そこで今年は併設スペース、メニューともに拡充し、会場も高野山仕様で雰囲気を盛り上げる。お香をたく香りの演出や、高野山の美しい風景写真ほか、平清盛が金剛峯寺に寄進したと伝えられる重要文化財「両界曼荼羅」の複製なども“高野山ファン”の協力を得て展示(同作は清盛公が自らの額の血を絵の具に混ぜて彩色したといわれ、「血曼荼羅」と呼ばれる)。

 期間中は、僧侶が無料で指導する写経・瞑想体験プログラムも実施。9月6日(土)には、僧侶による「声明ライブ」も今年初めて行なう。(各体験プログラムの空き状況は、こちらのHPでご確認ください)

 9月2日に「高野山カフェ」オープニング内覧会があり、取材に行ってきました。

今年新しく設けた、地下の体験スペース(画像クリックで拡大)

通称「血曼荼羅」の複製(画像クリックで拡大)

弘仁7年(816)、高野山金剛峯寺を開創した弘法大師(空海)像の掛け軸(画像クリックで拡大)

「1200年の歴史と伝統のある高野山は、美しい自然も魅力です。若い方にも是非お越しいただき、文化と霊気にふれて、信仰心を養ったり、大師さまのみおしえにふれるきっかけにしていただきたい」(高野山真言宗高野山東京別院主監の四之宮弘孝さん)(画像クリックで拡大)

「寺社仏閣は敷居が高いように感じる方が多いのですが、このカフェの一番のねらいは、体験を通して関心をもっていただくこと。心のよりどころを見い出すきっかけづくりを私どもでできればと、お手伝いしています」(高野山真言宗総本山金剛峯寺 宗務総長公室課長の薮邦彦さん)(画像クリックで拡大)

「開眼(かいげん)」という作法による声明で、「高野山カフェ」が無事に執り行なわれるよう祈願。開眼とは、掛け軸の大師さまに魂を入れる作業のことだそうです(画像クリックで拡大)

 取材陣の希望者は、写経の体験もさせていただきました。

取材陣は男性もいたのに、写経体験するのは女性ばかりだ……(画像クリックで拡大)

「写経は自分の鏡、自分を映すものです」(お坊さん)(画像クリックで拡大)

 次に「高野山カフェ」メニューを拝見しましょう。