ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田 覚氏による連載。今回は、早くもパソコンメーカー各社から発表になった「パソコン秋冬モデル」について。最新モデルを見渡して戸田氏が行き着いた結論とは!?

富士通とNECの液晶一体型が目玉になる?

 ソニーと松下電器産業以外の秋冬モデルがほぼ出そろった。例によって、今シーズンの注目モデルをチェックしていこう。

 まず注目したいのはテレビパソコンだ。いよいよダビング10が定着し、Windows Media Centerも地デジに対応するなど、環境が変化している。だが、オリンピックが終わったこともあるのか、いまいち盛り上がりに欠けている印象だ。

 注目は富士通の「FMV-DESPOWER F」のWindows Media Center対応地デジモデル「F/B70T」(実売価格19万9800円)だ。一般的なテレビ専用アプリケーションより軽快だというアナウンスがあり、注目している。まだ試用の機会を得ないので、実際に使ってみた上で改めてご報告しよう。

 NECでは、一体型デスクトップ「VALUESTAR N」がフルモデルチェンジした。16型ワイドと19型ワイドの2モデルを用意しており、デザインや性格が異なる。16型ワイドの小型モデルは、ノートパソコンからの乗り換えを重視してるのだろう。ただそう考えると、上位機が19型ワイドというのがやや残念。もう少し差のある20型ワイド以上の大画面かつ高解像度のモデルを期待していたのだ。

 モデルの性格上、スペースをとらずに、ひたすらシンプルに使うことに徹している。ただし、上位モデルは高速なCore 2 Duo E7200を搭載するので、AVをもう少し拡充してほしいところ。今後数年間使うことを考えるなら、ダブルチューナーに加え、Blu-ray Disc(BD)ドライブを搭載してほしいところだ。

 デザインは2モデルともシンプルで美しい。今シーズンはフルモデルチェンジしたデスクトップが少ないだけに、店頭でも目玉商品になりそうだ。

フルモデルチェンジした「VALUESTAR N」。左が16型ワイドモデルの「VN500/RG6B」(予想実売価格17万円前後)、右が19型ワイドモデルの「VN770/RG6W」(予想実売価格20万円前後)。ともにホワイトとブラックのボディーカラーを用意する(画像クリックで拡大)