原油価格の高騰は、我々の生活に重くのしかかっている。

 ガソリン価格はレギュラーでも170~180円台となり、さらに、原油高、原材料高を背景にして、食料品も軒並み値上げとなっている。

 原油の先物取引価格が、1バレル100ドルを初めて突破したのが今年1月。現在、125ドル前後であることと比較しても、わずか半年で、約25%もの価格上昇という計算になる。

 7月25日に、総務省が発表した全国消費物価指数でも、今年6月の物価指数は、前月比で1.9%上昇という高水準。主要品目における前年同月比指数でも、灯油の42.2%、ガソリンの24.2%の値上がりをはじめ、スパゲッティーの33.2%、チーズの27.3%、チョコレートの22.8%、即席麺の21.4%など、生活に密着した石油製品、食品などの値上げが目立つ。

 7月に入っても、食品や食用油、菓子などの価格、電気料金やガス料金などの値上げが相次いで発表されており、値上げ基調はまだ続きそうだ。

 だが、こうした世の中の動きと逆行するように、値下がりしている製品がある。

 それがパソコンや、薄型テレビをはじめとするデジタル機器である。

 同指数でも、ノートPCは37.7%の下落、デスクトップPCは21.2%の下落、カメラでは28.9%下落、薄型テレビが21.0%下落と、軒並み指数が減少しているのだ。

■平成17年基準消費者物価指数 全国 平成20年6月分
・耐久消費財の主な品目の前年同月比及び寄与度
万分比
ウエイト
平成20年5月 平成20年6月
前年同月比
(%)
寄与度 前月比
(%)
前年同月比
(%)
寄与度 寄与度差
家財耐久財 111 -3.3 -0.03 -0.7 -2.8 -0.03 0.01
教養娯楽用耐久財 118 -17.4 -0.14 -3.3 -18.2 -0.14 0
テレビ(薄型) 37 -20.7 -0.05 -4 -21 -0.05 0
パソコン
(デスクトップ型)
13 -19.6 -0.02 -5 -21.2 -0.02 0
パソコン
(ノート型)
21 -36 -0.04 -8.4 -37.7 -0.04 0
カメラ 8 -27.8 -0.01 -6.1 -28.9 -0.01 0
※総務省統計局調べ。寄与度とは総合指数の変化率に対してどの程度寄与したかを示したもの。なお、総合指数は平成17年を100として102.2となり、前月比は0.5%の上昇。前年同月比は2.0%の上昇となった