イギリス人は紅茶好き、対してアメリカ人はコーヒー好き。

 というのは、人々がなんとなく抱いている両国のステレオタイプな思い込みなのでは? まあ、実際はどうか分かりませんが、ウォール真木の周囲にはやっぱり朝起きたらコーヒー、仕事で行き詰まったらコーヒー、徹夜で勉強するのにコーヒー、とカフェイン中毒がたくさんおります(笑)。

 ところが、ホットな飲み物ならコーヒーが圧倒的な人気なんですが、それ冷たくなると、とたんにアメリカ人の好みは変わります。意外にもアメリカでアイスコーヒーが飲まれるようになったのは、本当に最近のこと(スターバックスが普及させた)。実際、アイスコーヒーが普通のレストランで出されることはほぼありません。それに対してアイスティーはソーダと同じぐらい、必ずと言っていいほど置いてある一般的な飲み物です。

 なにしろアイスティーはその歴史が長い。1800年代からアメリカ南部で消費されており、一説によると1904年のミズーリ州はセントルイスで開かれた世界万博をきっかけとして、全米にも広まったといわれます。

 さて、そのアメリカのアイスティーなんですが、まず甘いのがお約束。しかも日本人の舌からすると「シャレにならない甘さ」です(笑)。そしてこの冷たいお茶には砂糖を入れる、というコンセプトは紅茶だけに限らず、どんな種類のお茶にも適用されているので、緑茶だって例外にはならないのです。

 なので、数年前に訪れたブームのおかげでグリーンティーはすっかりアメリカ文化にも溶け込んだのですが、やっぱり甘い……。このへんの事情は以前この国における緑茶の進化についての記事でもご紹介しましたね。

 今回はその続編のような形で、とあるメーカーの緑茶シリーズをご紹介しましょう。「AriZona Beverage Co」(アリゾナ社)という企業では、もうかれこれ15年以上にわたって実にいろいろなアイスティーを販売しています。その中でも緑茶シリーズは同社が一番力を入れているようで、種類が最も豊富なアイテムです。