上村順子理事長。女性の嗜癖問題(摂食障害、アルコール等)性虐待、児童虐待(虐待する母も含む)、PTSD(心的外傷後ストレス障害が専門(画像クリックで拡大)

 「最近、眠れない」「イライラと怒りっぽくなった」「なんとなく気分が晴れない」といったことはないだろうか? 内臓の疾患やケガは、症状が明確で原因も見つけやすいが、心の不調はやっかいだ。目に見えない心の不調は、放置しておくとうつとなり、最悪の場合は自殺につながってしまう。「精神科や心療内科には、ギリギリになってから訪れる方が多い」と語るのは、くじらホスピタル(東京都江東区)の上村順子医師。くじらホスピタルは一般の病院と同じ入院設備を持つ「こころの病院」。従来の精神病院のイメージを覆す明るく開放された患者主体の病院だ。近年、大手の企業でも精神科医師と産業医が連携をはかり、メンタルヘルスケアに力を入れているところが多いが、まだまだ精神科の敷居は高い。うつが重症になって、初めて訪れるケースが少なくない。ここの「こころのドック」は、できるだけ早期に心の不調を解消することを目的に今年4月から導入された一泊二日のドックな のだ。