昨年後半に、新しい周波数割り当てとして注目されたのが2.5GHz帯。モバイルWiMAXと次世代PHSを実現させるため、2つ枠に4つの事業者が参入に手を挙げた。KDDI系の「ワイヤレスブロードバンド企画」、NTTドコモとアッカ・ネットワークスが中心となって設立した「アッカ・ワイヤレス」、ソフトバンクとイー・アクセスによる「オープンワイヤレスネットワーク」、そしてPHSのウィルコムだ。
激しい議論も巻き起こったが、最終的に権利を得たのがワイヤレスブロードバンド企画とウィルコムだった。現在、ワイヤレスブロードバンド企画は「UQコミュニケーションズ」と名前を変えて、2009年の開業に向けて準備を進めている。そこで今回は、UQコミュニケーションズの田中孝司社長を直撃した。
焦りもあるがサービス開始に向けまっしぐら
2009年にもサービスが開始される予定のモバイルWiMAXですが、現在、UQコミュニケーションズではどのようなことをされているのでしょうか。
田中氏「今年4月1日に品川に事務所を移し、技術部門は基地局設置に向けて動き出し、マーケティング部門はサービスの仕様などを検討している状態です。既にサービス開始まで1年を切っているので、少し焦り始めていますが、増資を終えてサービス開始を目指して突っ走っている、といったところでしょうか」
従業員はどのくらいいるのでしょうか。
田中氏「当初、30数人でスタートして、今では110人強となっています。ほとんどがKDDI出身。あとはJR東日本、インテルからの出向組。ほかに自主採用組も何人かいます」
昨年は“場外乱闘”として、様々なメディアを巻き込んでの免許の争奪戦が繰り広げられました。これまで振り返ってみて、どうでしたか。
田中氏「過去はもう忘れました(笑)。現実的には去年12月21日の金曜日に免許をもらって、翌週の火曜日にはRFP(Request For Proposal、提案依頼書)を出して、ベンダーを決めて、増資、そして体制を整えてきました。あとはKDDI社内で公募をして、60人程度採用しました。
ほかにはUQコミュニケーションズへの社名に変更がありましたね。6月からは基地局が立ち上がっていますが、工事をするやり方(工法)も、いろいろと安い方法を試してきました」











