携帯電話を手に取ることなく、耳に装着しておくだけで通話ができるBluetoothヘッドセット。その存在自体知っているという人は多いだろうが、利用している人がどれだけいるかというと、実際のところ決して多いとはいえない。

 だが最近では日本でもヘッドセットのバリエーションが増えている上、長年の懸案であった「Bluetoothに対応した携帯電話が少ない」という問題も、「ワイヤレスで音楽を楽しむ」などの要因から対応機種が増えたことで、解消に向かいつつある。

 そんな中、Bluetoothヘッドセットの主要メーカーであるプラントロニクス社が新製品「Discovery 925」を2008年7月11日に発売することを発表した。重さ8gという軽量・コンパクトさを実現しながら、これまでのヘッドセットにあまり見られなかったファッショナブルなデザインを採用したり、複数のカラーバリエーションを用意したりするなど新たな試みも行われている。

 そこで今回は、日本プラントロニクスの代表取締役社長である村田浩志氏に、Discovery 925と同社のBluetoothヘッドセットに対する取り組みについて聞いた。(聞き手/佐野 正弘、島 徹 文/佐野 正弘)

デザインだけでなくヘッドセットとしての使い勝手も考慮したDiscovery 925

-まずは、新製品の「Discovery 925」について教えて下さい。

村田氏:Discovery 925は、社内での開発名が「ルビー」であったことからも分かる通り、ジュエリーを意識したシャープでエレガントなデザインとなっているのが特徴です。デザインを引き立てるため、ボタンなどもなるべく目立たないように配置していますし、「ヘッドセット」ではなく「イヤーピース」という呼称を付けています。

 もちろんデザインだけでなく、装着時の使い心地も重視しています。耳に装着するイヤーチップも、耳にフィットするよう大・中・小の3種類を用意しているほか、重量も8gと大ぶりのイヤリングやピアスより軽く抑えており、女性でも扱いやすくなっています。またDiscovery 925は耳に挿すタイプなので、耳にかけるタイプの物と比べ眼鏡の人でも装着しやすいといえるでしょう。

-3色のカラーバリエーションも用意されていますね。

村田氏:日本での販売はブラックが中心となりますが、他にゴールドとセリーズの2色を用意しています。ブラック以外の2色は英語版のパッケージで、店舗を限定した形で販売する予定ですが、パッケージ以外はブラックと同じで、日本語マニュアルも付属します。

 当初ブラック以外のカラーはラインアップに入っていなかったのですが、私が実物を見て「どうしても売りたい」と本社に掛け合い、限定という形で販売することになりました。実は海外でも、国によって好きな色の傾向があることから、カラーバリエーションの引き合いが強くなっているようです。

Discovery 925はこれまでのヘッドセットのイメージを覆すシャープなデザインで、3色のカラーバリエーションを用意。ブラック以外は販売店を限定し8月以降に販売予定(画像クリックで拡大)

ケースには2次電池が内蔵されているので、未使用時はしまっているだけで充電ができるというのもユニーク。ケース下部には充電用の端子もある(画像クリックで拡大)

それぞれのカラーを、実際の携帯電話と組み合わせたところ。日本の携帯電話はカラーバリエーションが多いので、それぞれのデザインに合わせやすくなった(画像クリックで拡大)