フォルクスワーゲンは効率が良い多段ミッションに力を入れてまして、この夏にゴルフに追加モデルが出ます。これがなかなか注目でして、そのリクツやら中身が今回のテーマです(画像クリックで拡大)

 まだクルマなんて乗れっこない子供のころ、自転車についてる変速機のことでつばぜり合いをした記憶ってありませんか? やれあいつのは5段だ、俺のは12段だ……とか。今考えればどうでもいいことなのですが、当時はほかに張り合うことがないもんで、なんともグダグダに盛り上がった記憶があります。

 今、クルマに搭載されている変速機はMTなら5速、ATなら4速というのが主流です。でも近年は、これの多段化が密かなブームになりつつあります。いや、ブームというより必然というべきでしょうか。環境適合性の高い次世代自動車技術といえばハイブリッドとかディーゼルと言葉が思い浮かびますが、その見過ごせない要素として、多段ミッションがクローズアップされているのです。

 フォルクスワーゲンの例をみてみましょう。現在日本に入っているラインナップのほぼ全てが搭載するミッションを6速ATとしています。169万円で売ってるポロも含めて6速AT。これが友達の自転車ならがっかりですよもう。えっ、俺だけ4速? って。

フォルクスワーゲンの日本市場向けラインアップでは一番小さい「ポロ」。トヨタ「ヴィッツ」やホンダ「フィット」と同じクラスだが、高級車ばりに6速ATを積む(画像クリックで拡大)