ビデオカメラの大商戦期である卒入学シーズンも一息ついた感もある今日このごろだが、デジタルビデオカメラに注目の新製品が登場した。春の行楽や運動会を目前にして発売されたソニーの「ハイビジョンハンディカム HDR-TG1」だ。

 最近の流行を押さえた1920×1080ドットのMPEG-4 AVC映像を撮影する「AVCHD規格」準拠の製品で、今までにない特徴として縦型デザインで、メタリックという“デジギア感”あふれる質感のボディーだ。通常のデジタルビデオカメラはいわゆる“パパママ向け”であるのに対し、HDR-TG1はよりパーソナルにポケットに入れて持ち歩く「スナップカメラ」という位置付けだ。

 ゴールデンウイークは終わったばかりだが、旅のお供に持ち歩けるビデオカメラとして、大画面テレビで楽しむところまで使ってみよう。

ソニーのHDR-TG1は2008年4月20日発売。実売価格は12万8000円程度だ(画像クリックで拡大)

 この製品の簡単なプロフィールから紹介しておこう。 HDR-TG1は、ソニー「ハイビジョンハンディカムシリーズ」の新製品で、初めて1920×1080のフルハイビジョン記録に対応した製品だ。映像記録はMPEG-4 AVC形式で、記録メディアにメモリースティックPRO DUOを採用。標準で8GBのメモリースティックPRO DUOを付属する。

 撮像素子は1/5型の236万画素クリアビットCMOSセンサーで、レンズは35mm判換算で43~507mmの光学10倍ズームを搭載。電子式手ブレ補正を備えている。顔検出機能“顔キメ”にも対応しており、同社のハンディカムシリーズに追加された縦型バージョンと考えると分かりやすい。

本体は手のひらに載るほどにコンパクト。重さは240gとかなり軽いが、メタルの質感もあって見た目の印象より若干重めに感じるかもしれない(画像クリックで拡大)

本体の液晶は2.7型。ソニー機共通のタッチパネル操作で直感的に使える(画像クリックで拡大)

記録メディアはメモリースティックPRO DUO。標準で8GBを付属するので、内蔵メモリー感覚で使うといい(画像クリックで拡大)

操作ボタンは上側が動画・写真の切り替え。下がズーム。撮影中は何度となく間違えたが、購入して使っていれば慣れるだろう(画像クリックで拡大)

下部はUSBケーブルの専用端子。そのままクレードルへのドッキング部分にもなっている(画像クリックで拡大)

 HDR-TG1のスペック面を書き並べると普通のビデオカメラ新製品の一つのようだが、注目される理由はやはりデザインにある。この春発売されたAVCHD方式のデジタルビデオカメラの中では唯一、縦型にグリップして撮影するスタイルを採用。本体表面はチタンコートのメタリックで、傷つきにくい「プレミアムハードコーティング」を採用しており、表面の仕上げも美しい。

 ビデオカメラの主流がハイビジョン撮影の機種に移行するなかで、ハイビジョン画質ながらポケットにも入るくらいの携帯性がある。ちょっと外出時に持ち出すカメラとして、“モノ好き”の所有欲を刺激する。

 それではDR-TG1を屋外に持ち出して撮影してみよう。