男が家事をするのは当たり前の時代。家事に参加しない夫は、妻から冷たくされる目に合う。だからといって「朝のゴミだし」だけでは、ありがたがられることもなく、やっていてもむなしい。どうせやるなら達成感のある「男の家事」をやりたい。といって趣味の蕎麦打ちは、家事ではない。家族に喜ばれ、妻から自立できる、そんな「男の家事」を追求する。
家で酒を飲む時に、その酒の用意をして、飲み終わったら片づける。その時に、奥さんの分も用意して片づければ、もう、それは立派な家事ではないだろうか。まあ、自分が飲みたいからではあるのだけれど、家族を巻き込んでしまえば、それはもう「家事」。
でも、単に缶ビールを出してきて、「飲もう」と言っても、ビールの量を減らせとか言われるのが関の山。かといって、ワインだと趣味的過ぎる気もする。カジュアルで飲み飽きず、奥さんサービスにもなる一杯は何かないだろうかと考えて、ここはプロに聞きに行く事にした。
行ったのは、神楽坂のバー歯車。ほとんど、バーに行かないで家で済ますには?と言ったも同然の質問に対して、バーテンダーの濱本義人さんは、快く秘訣を教えてくれた。
「お酒は、僕らもお店から買ってるわけで、そこは変わらないんです。大事なのは、ちょっとした非日常性の演出。家庭で、それをやるのなら、グラスと氷を変えるのが一番良いのではないでしょうか」と濱本さん。
確かに、ビールを飲むにしても、きちんとグラスに注ぐだけで随分違う。カクテルなどに使うタンブラーや、良いビールを飲む時に使うビアグラスは、背が高く洗いにくいのだけど、それを自分で洗ってこその「家事」。
「大きめのタンブラーと、シャンパンなどに使うフルートグラスがあるだけでも随分違いますよ。氷もコンビニなどで売っているものに変えるだけで、随分ムードが変わります」と濱本さん。
「あとは、家ではあまり特別なお酒を用意するよりも、身近にあるものを使う方が経済的だし楽しいと思います。それで、良いお酒は、飲みに来ていただければ」と笑う。そうして教えてもらったのは、ビールやワインといった、家にあるお酒を使うカクテルや、シェイカーなどが必要ない、簡単に作れて美味しいものや、その応用。さらに、グラスを買うのに良い店も教えていただいた。











