
翌日、私たちは棚田と少数民族の町、龍勝(ロンサン)へと向かった。桂林からバスで2時間ほど。安宿を探したが見つからないので、町のど真ん中の龍勝大酒店に宿をとる。2つ星の高級ホテルだが、200元(約3200円)のところを180元(約2880円)に負けさせた。さすがに広くてきれいな部屋で、フロントでは英語が通じる。
さっそく町を散策。町にはタクシーはなく、三輪タクシーとバイクタクシーのみ。しかし小さな町なので、それらに乗ることもなく、歩いて見て回れる。人も車も少なくてのんびりとした町だ。ホテルや食堂で「何族?」と尋ねると、みんなトン族やヤオ族といった少数民族で、漢族はほとんどいない。
3時すぎ、三輪タクシーでトン族の村、銀水侗寨へ行く。トン族は建築技術に秀でていて、屋根やベンチのついた風雨橋や、かつて大きな太鼓がつるされていたという鼓楼が有名。どちらも釘を一本も使わず、木を組み合わせただけの建築物だ。
銀水侗寨には風雨橋があるということだったが、実際来てみると、小さくてちょっとがっかりだった。歌舞などのアトラクションも、時間的にもう終わっているということで、50元(約800円)の入場料が10元(約160円)になった。良心的だ。
階段を上って行くと、崖に張り付くようにトン族の村がある。頂上は広場になっていて、まだ団体の観光客がいたおかげで、少しだけ踊りを見ることができた。踊りが終わり、ほかの観光客が帰ったところで、売店の民族衣装を着た女性に「トン族の酒が飲みたいんですが」と言うと、「少しなら……」と、茶碗に一杯持ってきてくれた。
白く濁っていて、米が数粒浮いている。飲むと少し発泡しており、味はカルピスそっくりで甘酸っぱい。口当たりがいいのではっきりした度数はわからないが、アルコールは5〜10%くらいか?











