撮影データを処理していて、もうひとつ気づいたことがある。ボケ味がいいのである。デジタルカメラは、見かけ上のピントがよく、逆に本来ボケて写るはずのものまで、ピントが合ってしまうことが多い。フルサイズで約2110万画素の仕様が効いて、フイルムカメラで撮影したようなボケ味が得られた。いいことばかりではなく、慎重なピント合わせが必要になることを意味する。実は筆者が撮影したなかにも、ピントが甘かったり、ぶれているものが多く見つかった。

 撮影の厳しさを改めて教えてくれたIDs MarkIII。しばらくはデジタル撮影でなまった体のリハビリに活用したいと思う。次回は画像処理について、さらに詳しくレポートする。

室内を出てバルコニーで撮影。夕暮れに近づく光を表現するために、あえて黄色っぽくみえるようにホワイトバランスを調整。RAWでも記録しているので、気に入らなければ設定を変更すればいい(画像クリックで拡大)

左の写真と条件は同じ。ISO400、f4、1/250秒で撮影。黒タイツの部分を100%まで拡大して、細かな網目まで描写されていたことに驚く(画像クリックで拡大)

(文/寺尾 豊=BPtv

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