世界的に活躍する音楽家、坂本龍一氏。3月に「koko」「PLAYING THE PIANO/05」をリリースし、5月と6月にはDVD作品のリリースをひかえる。音楽配信が盛り上がり、米国ではiTunes Storeが音楽小売り1位を獲得するなど、音楽の買い方、そして聴き方は大きく変わろうとしている。日本では、「着うた」などケータイを使った音楽の聴き方が中高生の間で広がっている。

 坂本氏にこれからの音楽や音楽配信について考えを聞いた。

坂本 龍一
 1952年東京生まれ。東京芸術大学大学院修士課程修了。1978年にアルバム『千のナイフ』でデビューし、同年に細野晴臣、高橋幸宏と「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成。シンセサイザーを使った斬新な音楽は日本だけでなく世界を風靡した。YMO「散開」後も音楽、映画、出版、広告など幅広いメディアで活動。1984年に音楽を担当した映画『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞音楽賞、1987年公開の映画「ラストエンペラー」の音楽でアカデミー賞作曲賞他多数受賞。その後、活動の場を欧米に広げる。
 1999年制作のオペラ『LIFE』以降、環境・平和問題に言及することも多く、アメリカ同時多発テロ事件をきっかけとした論考集『非戦』を監修。自然エネルギー利用促進を提唱するアーティストの団体artists'powerを創始するなど、活動は多岐にわたっている。 2006年に立ち上げた新レーベル「commmons」では音楽、アート、ビジネスの融合を模索している。
公式サイト:www.commmons.com
1990年より米国、ニューヨーク州在住。