秋葉原の中古ショップを歩くと、「整備済み中古品」や「メーカー再生品」、「リファビッシュ品」などの表記がある中古品を見かけることがある。これは、企業や家庭で使われていた中古品をメーカーが引き取り、不具合個所の整備やクリーニングを行ったのちに再出荷した商品を指している。

日本アイ・ビー・エム(レノボ・ジャパン)の整備済み中古品。本体やキーボードは徹底したクリーニングを行い、さらに新品に近い形での梱包も行われるという力の入れようだ(画像クリックで拡大)

こちらは、NECの整備済み中古品「リフレッシュPC」。MateやVersa Proシリーズなどの法人向けモデルのみならず、VALUESTARやLaVieシリーズなどの個人向けパソコンも用意しているのが特徴だ(画像クリックで拡大)

 通常の中古品と比べると、相場より少し高めのプライスが付けられており、価格だけを見ると決して安いとはいえない。しかし、メーカーによる整備済みという安心感が何といっても大きな魅力だ。

 ハードウエアの不具合のチェックはもちろん、ボディーの塗装剥げやヒビ割れ、キーボードのテカリや文字消えなど、中古パソコンを買うにあたって気になりやすいポイントをしっかり整備してある点がうれしい。これは、一般的な中古品にはないメリットだ。

 また、NECの「リフレッシュPC」や富士通の「Refreshed PC」 のように、ショップの保証とは別に6カ月程度のメーカー保証が付く場合もあるのが見逃せない。

 これらの商品には、特定のロゴシールが付けられている場合が多く、一般の中古品と区別しやすくなっている。状態のよい中古品を入手したい時は、この表示に注目して商品選びをするのがおすすめだ。

各メーカーの整備済み中古品には、整備済み中古品であることを示すステッカーが本体のどこかに張られていることが多い。これを頼りに機種選びをしてみよう(画像クリックで拡大)

▼主要メーカーの整備済み中古品

NEC「リフレッシュPC」

 企業や個人のユーザーから買い取ったパソコンを基に、外観のクリーニングやデータ消去などのメンテナンスを施して商品化したもの。電源ケーブルはすべて新品に交換されるので、劣化による火災などの不安を取り除ける。OSもインストールされており、買ってきたらすぐに使えるのがポイント。6カ月か1年間のメーカー保証が付き、なんとリフレッシュPC専用の保証書が新たに発行される。新品と同様の充実したサポートサービスも用意する。

日本アイ・ビー・エム(レノボ・ジャパン)「IBM Refreshed PC」

 リース期間が終了したパソコンを基に、必要なクリーニングや補修を施したのちに商品化したもの。メーカー保証が付かないため、アフターサポートは販売店の対応に依存する点に注意。一部の商品では、OSが付属しないこともあるなど、やや上級者向けの内容となっている。

富士通「Refreshed PC」

 レンタル終了後のリース品を基に、検査やクリーニングを行って商品化したもの。OSもインストールされており、6カ月間のメーカー保証が付く。上記の2社と比べて店頭で見かける機会は少ないが、同社の直販サイト「富士通WEB MART」で購入できるのがポイントだ。

(白石ひろあき)