今回売れ筋を探るのはケータイだ。既に多くの人が持っているため、量販店での販売はほとんどが機種変更となる。ヨドバシカメラ新宿西口本店の場合は、70%が機種変更で15%が新規契約、そして残り15%はナンバーポータビリティによるキャリア変更だ。同店 マネージャ代行の柴田氏によると「最近は手続きが簡単になったこともあって、ナンバーポータビリティを利用する人が増えています。魅力的な機種が登場したら、キャリアを気にせず乗り換えるといった買い方が普通になってきていますね」という。

 また、端末レベルの売れ筋も用途によって様々。大雑把にカテゴライズすると、あらゆるトレンド機能を網羅した「多機能型」とワンセグが観られる「テレビ型」、最小限の機能に絞った「シンプル型」、PDAのように使える「PC型」の4種類に分けられる。ヨドバシカメラ新宿西口本店における、キャリアごとの売れ筋モデルをまとめたのが下のランキングだ。

●NTTドコモ ケータイ売れ筋モデル
多機能型 FOMA P905i 松下電器産業
 横開きできる3.0インチ液晶が特徴の3Gケータイ。ワンセグチューナーや5.1メガピクセルカメラを内蔵する。
テレビ型 VIERAケータイ FOMA P905iTV 松下電器産業
 3.5インチ液晶でワンセグ放送が楽しめる。ステレオスピーカー付き卓上ホルダーを付属する。
シンプル型 FOMA P705iμ 松下電器産業
 厚さ9.8mm、重量約100gのスリム&ライトな端末。機能はシンプルだが、200万画素のCMOSカメラは搭載。
PC型 FOMA F1100 富士通
 Windows Mobile 6 Standaed Editionを搭載した端末で、PDAのように使える。無線LAN規格のIEEE802.11a/b/gにも準拠している。
●au ケータイ売れ筋モデル
多機能型&PC型 W61CA カシオ計算機
 5.1メガピクセルカメラとワンセグチューナーを内蔵し、水中に30分間沈めても内部に浸水しないレベルの防水機能を備えている。
テレビ型&PC型 AQUOSケータイ W61SH シャープ
 画面が90度回転するサイクロイド機構を採用したワンセグケータイ。液晶の美しさに定評があるシリーズだ。
シンプル型&PC型 W61P 松下電器産業
 12.9mmの薄いボディながら、ワンセグチューナーを内蔵しているのが特徴。
●ソフトバンク ケータイ売れ筋モデル
多機能型&テレビ型 AQUOSケータイ 920SH シャープ
 サイクロイド機構を採用する第4世代のAQUOSケータイ。液晶画面は3.2インチと前作からさらに大きくなっている。
シンプル型 THE PREMIUM 820SH/821SH シャープ
 ステンレス素材を外装に使った12.9mm厚の端末。シンプル型ながら、ワンセグチューナーを内蔵している。
PC型 X01T 東芝
 Windows Mobile 6 Professional Editionを採用した、本格派のビジネス向け端末。IEEE802.11b/gに準拠しており、キー入力もしやすい。

 ケータイの価格はコースや支払い方法によって変動するため、表内には記載していない。その場で安く済ませるなら、NTTドコモとソフトバンクは契約後の月額で支払うため0円、auは機種変更を除いて、同店の場合は1円で購入できる。柴田氏は「ケータイの価格はキャリアによるところが大きいため、販売店が戦略を仕掛けることができない部分です。我々としては、サンプル展示を増やしたり、サービスを充実させるといった付加価値で勝負することになります」と語る。

 次のページから各モデルが売れる理由を見ていこう。

ヨドバシカメラ新宿西口本店 南館1階のケータイ売り場。モックアップ(模型)だけでなく、実機も多数展示しており、メニューのレスポンスなども確かめられる(画像クリックで拡大)

※なお、写真で掲載している価格は、2008年3月19日11:00時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい。