液晶やプラズマなど大画面テレビの登場でハイビジョン映像を楽しめるようになったが、その恩恵はデジタル放送やBD-ROMの映画だけにとどまらない。デジタルAV機器の製品市場に目を向けると、デジタルビデオカメラも現在販売されている製品の半分以上がハイビジョンに対応している。自分で撮影するプライベート映像も、大画面テレビの水準にまで引き上げられているのだ。

 現在ハイビジョンビデオカメラで主流となっている方式は最大1920×1080ドットのMPEG-4 AVC映像を記録する「AVCHD規格」準拠のタイプ。春の卒入学シーズンに向けて各社からHDD、メモリーカード、DVD/BDなど様々なメディアを採用した製品が発売された。

 今回取り上げる製品はキヤノンが2008年2月29日に発売した、本体内蔵メモリーとSD/SDHCカードに記録できる“ダブルメモリー”仕様のビデオカメラ「iVIS HF10」だ。ビデオカメラ単体を使い込んでみるというよりも、本連載の趣旨に従い、大画面テレビと組み合わせて活用していこう。

キヤノンのAVCHD対応ビデオカメラHF10。実売価格は12万8000円前後(画像クリックで拡大)