先日、レクサスの「IS F」に400~500キロほど乗る機会がありました。ISといえばレクサスブランドの中で一番ちっこいFRセダンですよね。それに、ヤマハがチューニングに絡んだ5LのV8エンジンを押し込んだバケモノ系で、芸風としてはメルセデスのAMGを意識した、ド級のスポーツサルーンになるかと思います。お値段はくしくもGT-Rとかなり近いところにあり、なにかと比較物件として挙げられているクルマですね。

 よう出来てると思いますよ、ぶっちゃけ。エンジンはレスポンス抜群だし音は相当スポーティだし。2速以上はフルロックアップ=各ギアを直結同然のカタチで使えるトルコンATは、街中ユルユルと快適で、いざとなればそれなりのダイレクト感もある。燃費は相当優秀らしく、速度アベレージが相当高い夜の常磐道を、流れに乗って走るイメージで9.5km/Lも走ってました。従来の5L V8スポーツでは、にわかに考え難い数字です。

 普段は街中で平静に使えて、休みの日はサーキットで楽しく振り回せると、レクサスとしてはそんな思惑でIS Fを仕込んだといいます。その狙いは、おおむね達成できてるんじゃあないでしょうか。

レクサスIS Fは、ISをベースにチューンアップしたスポーツセダン。車両本体価格はGT-Rより11万円安い766万円(画像クリックで拡大)

2速以上はトルコンを介さず、フルロックアップになる「8速スポーツダイレクトシフト」を採用。もちろんマニュアルシフトも可能(画像クリックで拡大)