前作『アヒルと鴨のコインロッカー』で、あの難しい小説を見事に映画化し、近ごろまれな「職人技」を披露した中村義洋(なかむら よしひろ)監督が『チーム・バチスタの栄光』でも見事なヒットを飛ばした。

 中村監督は、1970年茨城県生まれ、成城大学の映画研究部からPFF(ぴあフィルムフェスティバル)で準グランプリを獲得。崔洋一、中田秀夫、伊丹十三などの助監督を2年経験し、99年自主制作で監督デビューした。その後も中田監督『仄暗い水の底から』(2001年)、崔監督『クイール』(2004年)の脚本を担当している。