中国では、5億人もの人民が携帯電話を利用している。それほどの規模だけに、実に多くのメーカーが携帯電話市場に参入している。いくつかの中国メディアによる人気メーカーランキングを見てみると、ノキア、ソニー・エリクソン、サムスン、モトローラの4強で75%前後を独占(以前はノキア、モトローラ、サムスン、ソニー・エリクソンの順だったが、ここ1年でソニー・エリクソンとモトローラの位置が入れ替わった感がある)。そして残りの25%を中国メーカーと、ここに挙がらなかった外国メーカーの間で争っている。とはいっても、5億人の1%というのは500万人にものぼるわけで、これはこれで侮れない。

携帯電話の販売風景(画像クリックで拡大)

 携帯電話機事業に参入している中国企業は、レノボをはじめとするPCメーカー、ハイアールなどの家電系メーカー、それに日本では無名だが中国ではメジャーな携帯電話専門メーカーなど、さまざま。その中でも最も人気のあるのは、前々回の連載記事で紹介したレノボだ。ところが、レノボは携帯電話部門を売却しようとしている、ということがニュースで報じられ、中国のIT業界ではここ1カ月ばかり話題となっている。

以前入手したレノボの名機「S9」。レノボはそれだけにとどまらない(画像クリックで拡大)

 有象無象のメーカーが多種多様な携帯電話を発売しているのに加え、さらに“メーカー不明”のものまで販売されている中国携帯市場。となれば、なかには個性的な、そしてトンでもない製品もあるはず。そう思って調べてみると、出るわ出るわ、おもしろケータイの数々。そのなかで筆者が注目した、中国でも名の知れたメーカー製の携帯電話をいくつか紹介していこう。