こんにちは!ヒット研・平山ゆりのです。今回も前回に引き続き、チョコレートの話題です。
 大人、それも大人の女性たちを虜にする高級チョコレート。『男にはあげないよ!高級チョコが大ブーム〜08年チョコレート&バレンタイン事情(前半)』では、チョコレートの味はもちろんとして、商品をつくるショコラティエのスター性、使われる食材、商品のデザイン性など、味以外の付加価値が消費者行動の基準として重要になっていることが明らかになりました。
 では、スーパーやコンビニで売られている身近なチョコレートの人気はどうなのでしょうか? また、東京以外の街での人気は? 今回は、国内菓子メーカー、注目の日本人ショコラティエ、関西のデパートなどの取材から、引き続きチョコレート人気の理由に迫ります。気になるバレンタイン向けのチョココレート売り場レポートもあります!
 最終ページ、品田所長の「まとめのまとめ」もお楽しみに!

国内チョコレート専門店も、便乗して値段を底上げ?

品田 「ねぇ、質問していい?」

平山 「何でしょう」

品田 「今さら何言いだすんだって、怒らない?」

平山 「何をもったいぶっているんですか、どうぞ」

品田 「高いよね」

平山 「はい?」

品田 「どう考えても、チョコレート1個が300円を超えるのは高いでしょう?前半で「ヨーロッパではライフスタイルの中にチョコレートがある」と言っていたけど、値段が高すぎると日本で文化として根付かせるのは難しいよ」

平山 「ええ、その通りです。実は、ヨーロッパ現地では日本の半値、あるいは3分の1で買えるんですよ。値段が高い原因は、商品を空輸する際に管理コストがかかること、輸入の際に関わる中間業者が多いこと、そして原油、原材料の価格の高騰、ユーロ高などの要因があります」

品田 「じゃあ、国内のチョコレート専門店がインポートブランド並の価格設定なのはどうして?」

平山 「食いつきますね……。全体的にインポートブランドよりは安価ではありますよ。とはいえ、確かに高すぎるのではないかと思うブランドもあります。でもまぁ、どこもカカオは輸入しないといけないわけですから。また、高価なシャンパンをふんだんに使う、珍しい食材を使うなど、食材、産地など作り手のこだわりは海外ブランドに負けてはいません」

品田 「便乗して値段を底上げしている気もするけどねぇ〜」

平山 「なきにしもあらず……というところでしょうか。ところで、高級チョコレートだけでなく、チョコレート全体の国内消費量も10年前と比べると随分伸びているんですよ。国内のチョコレートメーカーも、10年で様変わりしています」