前回はソニーのネットワークTVユニット「BRX-NT1」を使った映像配信サービスを紹介したが、その中でも注目なのが「アクトビラ」だろう。家電メーカー各社がテレビ標準搭載に向けた取り組みを進めており、大画面テレビ派にとって注目したいサービスの一つだ。

 「アクトビラ」のサービスは本連載で一度取り上げたものの、前回は編集部で松下電器産業のプラズマテレビ「VIERA(ビエラ) PZ750シリーズ」を使い、PR向けの無料コンテンツのテストだけを行っていた。

 現在では「アクトビラ ビデオ」の映像配信も本格的に始まり、コンテンツの拡充も進んでいることだろう。そこで今回のBRX-NT1のテストは、筆者の手元の環境でネットワークの映像配信サービスとしてどれだけ「使える」のか。機能のチェックの域を越えて、ユーザーとして集中的に使い、その可能性を探ってみよう。

前回に引き続き、ソニーのネットワークTVユニット「BRX-NT1」を使用。単体で購入できる「アクトビラ」対応機器としては現在のところ唯一の存在だ。実売価格は2万9800円程度(画像クリックで拡大)

映像・情報配信サービスの「アクトビラ」。ちなみにこの画面は対応機器向け専用画面で、PC向けにはコンテンツ紹介の専用サイトがある(画像クリックで拡大)

 「アクトビラ」について、簡単におさらいしておこう。「アクトビラ」は、テレビメーカー大手6社の協力で設立された情報配信サービスだ。映像配信サービスの「アクトビラ ビデオ」は2007年9月にスタートしており、基本料金無料で映像配信を楽しめる。

 「アクトビラ ビデオ」の特徴的なところは、対応機器をテレビに絞っていることだろう。PC向け映像配信はどうしてもPC的なイメージで考えてしまうのに対して、「アクトビラ ビデオ」はあくまでも「家電専用レンタルDVD」的な位置付けとして展開している。対応機器もテレビ標準の機能として内蔵するのが基本だ。今回使っているBRX-NT1は、そういった意味では珍しい存在と言える。

 BRX-NT1から「アクトビラ」にアクセスする方法は至って簡単。電源を入れると表示される「ホーム」のメニューに表示されるサービス一覧から「アクトビラ」を選択すれば、あとは画面を見ての通りの操作で使える。

次の「アクトビラ ビデオ」のページ構成はスタート時と変わっていない。左側にジャンル、右側にコンテンツ一覧が並び、リモコン操作によって選択できる(画像クリックで拡大)

映像は基本的に有料コンテンツ中心。ただし、PR向けとして無料作品もリリースされいるため、対応機器を持っていればフラっとアクセスするのも簡単だ(画像クリックで拡大)

作品にあるオレンジのアイコンは全画面で表示できる「アクトビラ ビデオ・フル」。緑のアイコンは画面中央に一回り小さな画面で表示される「アクトビラ ビデオ」だ(画像クリックで拡大)

「アクトビラ ビデオ・フル」と「アクトビラ ビデオ」の違いは、全画面表示できるかどうかにある。写真は「アクトビラ ビデオ」の再生画面(画像クリックで拡大)

 さて、今回のテーマは「アクトビラ」の機能面の解説だけではない。日常的に使う映像配信サービスでどの程度使いものになるのだろうか、次のページから実際にサービスを利用してみよう。