長年、ニコンの一眼レフカメラを使い続けている星カメラマンが、ニコンの最新デジタル一眼レフカメラ「D3」と「D300」の長期リポートに挑戦するぞ。星カメラマンは、実売価格50万円を超える高価なD3を一挙に2台も導入したというのだが、導入を決断した最大の理由とは?

ふだん、機材の運搬に使っているペリカンの「1510」に収まった2台のD3。そんな作業を見て、新しい機材に並々ならぬ興味を示すのは我が家のペット「こぞうさん」。好物はブロアーという、写真好き(?)のフェレットだ(画像クリックで拡大)

 ニコンの「D3」と「D300」が発表になった時に大いに悩んだのが「どっちのカメラを買うか」ということだ。ふだんの撮影スタイルから、できれば同じカメラを2台使いたいので、このスタイルは踏襲したい。いままで、D200×2台体制で現場に挑んでいたことから、予約を入れるギリギリまで「D300を2台導入し、必要ならこれにD3を1台追加する」と考えていたのだ。

 今回新しいカメラを導入するにあたって重視したかったのは、高感度特性だ。夜のサッカースタジアムは、周りが暗い分、フィールドはまばゆいぐらいの明るさに感じられるが、実はそれほど明るいわけではない。特に、地方の陸上競技場などでは、かなり厳しいところもある。

 となると、感度を上げてシャッタースピードを上げないと動きを止められないのだが、その分ノイズが出るのは当然のこと。先代のフラッグシップ機である「D2Xs」はISO800より上が拡張扱いとなっていた。「D2Hs」はISO1600まで対応するが、画素数は400万画素とさすがに画像の大きさが小さく、画質にも不満がある。

 そんなわけでD200を使っていたのだが、ノイズをある程度許容できるスポーツ撮影でも、実用になるのはISO1000ぐらいまでという感じだった。

国歌を斉唱する女子ハンドボール代表選手。代々木第一体育館の天井照明が印象的だったので、「AF-S DX Zoom Nikkor ED 12-24mm F4G(IF)」を付けて撮影。これはAPS-Cセンサー向けのDXフォーマット用レンズだが、17mm程度より上ならばFXフォーマットでもけられない。この画像では、ちょっと欲張りすぎてわずかにけられているが…。高感度になると、天井のグレーの階調に色ノイズが乗って気持ち悪くなるのだが、そういったものはほとんど見られない(D3にて撮影、ISO6400、1/400秒、F7.1)